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迅「じゃあ、Aさんが死んで、この世界で悲しむ人は誰1人いないと思ってるの?」
『それは死んでみなければ分かr))迅「いるよ!」…』
迅「悲しむ人がいないなんてことは無い!Aさんが川に飛び込んで引き上げた時には息をしてなかった!俺がどれだけ焦ったか!もし死んでしまったらって考えて寝れなかった!玉狛の皆んなだって本部の人たちだって皆んな心配してたんだ!それでも悲しむ人はいない、分からないなんて言えるの?!」
真逆、こんなに怒られるとは思わなかった
『…思いたく、無かったんだ』
ギュッとシーツを握りしめる
『今まで生きていた環境は、例え仲間が死のうと悲しんでいる暇なんか無かったんだ。本当はものすごく悲しかった。良くしてくれた人も死んでしまった。声をあげて涙を流して悲しみたかった。でも君には分からないだろうね、悲しむこともできないぐらい心が疲弊していくんだ。だんだんと感情が麻痺していく感覚を、君は知らないだろう?』
迅は黙ったままだった
『分からない方がいいことだってある、知らない方がいいことだってある。君の持っている力だと見ぬふりはできない。それが力を持つものの定めなのだよ。力を持つ限り苦しいことから逃れることはできない。此の苦しみは対価なのだよ。苦しみから逃れられる方法は死ぬことしかない。それは君だって、分かっているだろう?』
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海百合クラゲ(プロフ) - 癒さん» 読んでくださりありがとうございました。無事完結できました!実を言うと自分も書いてる途中に泣いちゃったんですよねw (12月2日 19時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
癒 - 投稿お疲れ様でした。読んでいる途中泣いてしまいましたw (12月2日 18時) (レス) @page39 id: e03313e9cb (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - 些紀さん» 俺の作品を好きになってくれてありがとうございます!頑張って続きを投稿するので楽しみに待っててくださいね!返信遅くなってすみません! (5月11日 21時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
海百合クラゲ(プロフ) - はらさん» コメントをくださる貴方の方が最高です!続き頑張りますね!返信遅くなってすみません! (5月11日 21時) (レス) id: a38a157b30 (このIDを非表示/違反報告)
些紀 - 大好きな作品です!続き待ってます!!! (4月22日 6時) (レス) @page9 id: 190960af7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海百合クラゲ | 作成日時:2023年3月24日 18時