〔歌い手〕愛する彼は最古参＆オキニです

センラの憂鬱 ページ4

＊センラ

あー会社だる

そう思っても終わるわけやないから

カタカタパソコン打ち込んでると

隣と斜め向かいの人らが話してるのが聞こえてきた

「あ、先輩！LuNaって人知ってます？」

「あーうん、知ってる」

「あの人の小説とっても面白いですよね！」

「おー、読みやすかったなぁ〜」

「僕あの人のファンになっちゃったかもしれないっす！」

「そっかー…折原〜視線が煩いぞ〜」

はっ！

センラ「すっすみません！」

あ、折原って俺の名前な！

ってそんなんどうでもええねん！

真逆気づかれるとは…


てか、

何がファンになっちゃった…やねん

お前がAの何をしってんねん！


まず名前を知らんやろ名前を…！

ぜんねーん！俺は知ってるから！

お前の知らんことまでなんでも知ってんねんからな！！

例えば家の場所とか仕事場所とかちょっとした癖まで

ハッ、勝ったわ

と思って一通りの仕事を終えると


さっきまで話してた後輩が違う人と話してる

俺は飲み物買うために近くまで行くと

「え！〇〇さんもLuNaさん知ってるんですか？」

「勿論よ！なんだったらもう〇年は推してるわぁ！

それに今までの握手会とかも行ってるしねぇ！」

へーお局様もA好きなんや


でも、


〇年とかまだまだ俺の足元にも及ばんなぁ



…てか、A会社でも有名ってもうなんやねん

少し黒い感情が出てきた

でも、

スマホをつけるとAと撮った写真が

ふぅ、


天使

珍しく片方をヘアピンで止めてて

可愛らしくも綺麗な顔があらわになった写真

あーこれだけで1日頑張れるわぁ


ぐっと伸びをして

パソコンに向き合うと

ピコン

？？

ーー
LuNa＠LuNa＿

21時頃に配信しようかしら(´・ω・｀)

ーー

…

絶対20時までには家帰る

んでもって飯食ってお風呂入ってオフトゥンの中で

癒しを楽しむ

完璧や

よし、やるか！！

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