12話 ページ12
あの夜から私の所につかさくんが来るようになった。
「ねぇA！俺が面白いところに連れてってあげる！」
つかさくんは割と強引でスキンシップが多くてだいぶ、どこか変わってる子だと数日で理解した。
私も多分ドコか変わってるから何も言えないけどね。
「面白いところ？行ってみたい」
そして、意外とつかさくんとお話してるとき楽しんでいる事に私自身驚いていた。
手を掴まれて鏡の中に入った。
あれ、鏡って入れるんだっけ
私とつかさくんはいつの間にか鏡がたくさんある部屋に来ていた。
ここは何処だろうと思って辺りを見渡していると寧々ちゃんとあの日光くんと一緒にいた、消えたはずの怪異ミツバくんがいた。
あの2人、戦っているの？
なんで力もないのに抗おうとする？
「あの2人…大変そうだね」
「Aは助けに行かないの？
あの子トモダチなんでしょ？」
あの子って言うのは寧々ちゃんだと思う。
寧々ちゃんはトモダチだよ。
「本当に寧々ちゃんが死にそうだったら助けてたかも。
でもあの子はまだ死なないから。」
私が何かしてもしなくてもあの子はまだ死ぬ運命ではないから。
「うわああああん助けてええ！！」
怪異に捕まっているミツバくんが泣いて助けを求める。
流石に怪異の消滅は分からないや。
また頭に浮かぶ光くんの姿。
彼が消滅したはずの彼がまた消えたら光くんは悲しむ？
気づいたら私はロボットみたいなものを壊しに行っていた。
つかさくんはこのロボットたちを従えてる怪異の所に行っていた。
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作者名：シロツメクサ | 作成日時：2022年3月3日 22時
