もう1人の吉田松陽の弟子 Part２ (ページ12)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:17,042 hit

５９ページ12

.

結果は当たり前だけどげんこつをくらいました。

『桂は｢寝ないよりはまし｣って言ってたのに』

高「おめェの場合だろ、それ」

『眠くなるのは人間の構造上仕方がない...』

高「何も無ければ夜だけだろ」

目をつぶり、

暖かい布団に包まれるのを思い浮かべる。

...考えるだけでまったりするなあ。

高「おい、それ！入れすぎだ」

『へ？あ...』

(((((ﾄﾞｶﾞｰﾝ

私と高杉の前にあった器具が爆発した音が響く。

あーあ、またやり直しだ。

『...高杉のせいで』←

高「いや、入れすぎたのはお前だろ！」

『気づかなかった高杉も悪い』

高「そんなこと言ったら、

お前が余所見しなきゃ良かっただけだろ！」

そう言って高杉は、

私の両頬を抓って伸ばしたり縮めたりしてくる。

｢痛い｣と言ったつもりでも伝わらず、

楽しそうに私の頬をしばらく抓ってきた。

松「A、晋助、

爆発音がしましたが、大丈夫ですか？」

銀「また(･･)やったのか、おめェ」

高杉が私の頬を離したそのときぐらいに、

焦った様子の松陽と、やる気のない銀時が登場。

...銀時なにしにきやがったコノヤロー。

松「A、だから実験は危険だと言ったんですよ」

と言って、容赦なく私と高杉にげんこつをした松陽。

壊れて危ない実験器具にあたって

怪我したらどうするつもりだったんだろう...？