____ ページ18
.
石倉「須永お前…頭打ったか?」
甲斐「お前翠川とよく一緒にいるもんな…そのせいでバカになったんだな…」
本当にすいちゃんがただのバカなのかなって、たまに思う時はあるけど、そこを気にしてたらなんかすいちゃんの存在自体を否定してる気がして怖くなる。
須永「失礼すぎんだろ」
確かに。って笑いかけたらすいちゃんがニヤリと笑って賢の後ろに回った。
翠川「そーだそーだ!すながくんもっといってやれぇ〜!」
あーあー、里見くんがびっくりしてるよ。
私も近寄って里見くんの手に持っていた焼きそばの袋を握らせる。荷物は男が持て。
翠川「かいくんわたしのことおんなとしてみてないなんてしつれーしちゃうよぉ!れでぃーのきもちがわかってないよぉ!!」
『そーだそーだ!すいちゃんもっと言ってやれぇ〜!』
甲斐「るっせぇよ女の気持ちなんてわかんねぇし、つーかAの気持ちさえ分かってればいいんだよ!!」
なんて嬉しいことを言いながらすいちゃんを小突こうとすればすいちゃんはヒラリと翻して里見くんに背を向けた。
翠川「あっ!うさみたちだんすぶのぱふぉーまんす、もーすぐはじまるよぉ!れっつごぉ〜!」
里見「は?ちょ、待ってくれ翠川!聞けよ!」
慌ててすいちゃんを追いかけて行った里見くんに私達は笑う。
『……賢ってすいちゃんのこと好きなの?』
須永「は?!…いやいや、は?!」
激しく動揺する賢を置いて私達はそっとその場を離れましたとさ。
明日、すいちゃんに波乱が巻き起こるだなんてこの時はまだ知らずに。
(__________学園祭1日目の、終わり)
.
728人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「GENERATIONS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
莉歌(プロフ) - 無音さんの作品とのコラボ最高でした!無音さんとラベンさんの小説どちらも大好きで、コラボって分かった瞬間テンション上がりました笑 (2019年3月19日 21時) (レス) id: cb9a87189e (このIDを非表示/違反報告)
ぺんちゃん(プロフ) - 好きです (2019年3月19日 13時) (レス) id: b91641893d (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さん早速見させてもらいました最高です (2019年2月23日 10時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ラベン | 作成日時:2019年2月22日 22時