3年A組の、闇へようこそ 4幕

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( 諏訪 side )





準備室に入ればAとぶっきーが向き合っていて、しかもA泣いてるし、先生はどこか苦しそうだし。

なにこれ修羅場？って焦ったけど、ぶっきーが言うならそうかなって簡単に思ってた。

夕飯を取ってそのままAを連れて戻ろうとしたら、




瀬尾｢っ、｣




鉄の棒を持った男子達が一斉にぶっきーを襲いに入ってきた。




兵頭｢先生ごめん！！！！！｣




兵頭がAを思いっきり突き飛ばして先生を蹴り上げる。

と、同時にぶっきーがAに当たり床へ倒れ込むA。




『いっ、！！！』

諏訪｢A！！！！！｣




今すぐにAの所へ行きたいけど男子達がぶっきーに群がり行く手を阻まれる。




水越｢ちょっと、辞めなよ！！！！！！！｣




凉音が泣きそうな声で叫ぶけど誰も聞く耳を持たない。




諏訪｢あんた達何してんのか分かってんの？！？！｣




ドアの横に見張るように立っていた秋庭の胸ぐらを掴んでそう叫ぶ。




秋庭｢もう限界なの！！！帰りたいのっ！！！！｣




家に帰りたいのは同じだって言おうとしたら、視界の端で誰かが倒れる音がした。




『いやあぁっ！！！！やだっ、やだっ！！！！』




起き上がったAがぶっきーを助けようとしたけれど、反撃にあったの図だった。しかもそれが光永だった。

光永はAを抑えるために床に押し倒していた。




立野｢どこだっ、ロックの解除はどこだ！！！！｣

兵頭｢早くしろ！！！！｣

『やだっ、離して、やだっ、隼人、隼人っ！！！！』




狂ったように泣き叫ぶAの声。

その声に、聞いてもいないはずなのに彼女がベルムズにやられた時の声が被った。





“いやっ、辞めて、おねが、助けて、誰かっ！！！”

“はや、と、……たすけ、っ、はやっ、っと！！！ぅ、”







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