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目を開けて思わず隼人の方を見る。
みんなの視線が隼人に集まる中、隼人は私の目を見て言う。
甲斐｢この前、俺、先生に残れって言われたじゃん？｣
『……うん』
甲斐｢あの時にあいつに教えられた。｣
『なんて？』
甲斐｢“俺の計画は今日で終わりだ。……って言うことにしてある。だからお前達はAが1人で考えて考え込んで煮詰めないように助けてやってくれ”って｣
何それ、って頭が真っ白になった。
甲斐｢“でも、Aが相談するまでこの事は伏せるように”とも、言われた。｣
水越｢どういうこと？｣
甲斐｢きっと、Aが自分の口から誰かに頼るってことをあいつはして欲しかったんだと思う｣
Aって、少し屈んで真正面から目を合わせられる。
甲斐｢今、俺、めちゃくちゃ嬉しかった｣
『……え、？』
甲斐｢Aが頼ってくれたこと。話してくれたってことは、俺らのこと信頼してくれてんだろ？｣
ポロッと涙が零れて、しゃくり上げそうになる。
諏訪｢A？｣
『私っ、……先生がいなかったら、誰も信じられなくなって、これから先も、ずっと1人な気がしてたと思うの』
甲斐｢……うん｣
でも、って言葉に詰まって、一度涙を拭う。
『先生に、もう要らないって言われたみたいで、悲しくて、どうしようって、頼る人いないなぁって、呆然としちゃって、でも、周り見たら、隼人達がいて、』
唯月が背中を撫でてくれて、愛華が頷いてくれて、涼音は泣きながら聞いてくれて、蓮くんもしっかり頷いてくれて、隼人が目を合わせて聞いてくれる。
『すっごい、幸せなんだなぁって……だけど、私は先生に協力するって決めたのに、最後まで、最後まで先生と一緒にって決めたのに、』
何度も何度も涙を拭えば、指先からも滴り落ちてきて、どんだけ泣いてんのってびっくりしちゃう。
『先生は、私のこと信用してなかったのかなぁ』
そう言った時だった。
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赤くん(プロフ) - いくらこの状況だからっていっても、まじで兵頭くんが余計なこと言い過ぎてて…笑 (2019年3月2日 23時) (
レス) id: b9d43c7122 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ラベンさんが書く3Aが1番好きです！3年後の甲斐くんと主人公ちゃんには可愛い子供が居てくれたら嬉しいですこれからも応援してます！ (2019年2月26日 22時) (レス) id: 5d52b8fc88 (このIDを非表示/違反報告)
千紘 - 涼太君大好きです！毎日読んでます！番外編で、甲斐がイツメンに恋バナを聞かれてる話が読んで見たいです(*'▽'*) (2019年2月22日 16時) (レス) id: 6413ac4450 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - このドラマ大好きなのであと大好きな涼太君が出てるので最高です甲斐隼人君大好き (2019年2月22日 15時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
麗禾(プロフ) - 4幕おめでとうございます！ (2019年2月21日 23時) (レス) id: a8354b0d90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラベン
| 作成日時：2019年2月21日 23時
