3年A組の、闇へようこそ 4幕

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( 茅野 side )




茅野｢なんか久しぶりだね、この感じ｣




宇佐美さん、河合さん、魚住さんの4人で机を囲む。




宇佐美｢華を除いてね？｣

茅野｢ん？どうして？｣

河合｢せっかく須永といい感じだったのに瀬尾を庇ったせいでダメになったって｣

魚住｢……ぜんぶ、あいつのせいだ…｣




まるで威嚇する狼みたいに牙を剥いて瀬尾くんを睨む魚住さんに笑いそうになる。




兵頭｢お、おい、｣

瀬尾｢うぉ、……怖い怖い怖い怖い｣




瀬尾くん、怯えてるし…笑




宇佐美｢ほ、ほら！じゃあ写真撮ろ！華が振られた記念で1枚！！！｣

魚住｢振られてないから撮れませーーーん！！！｣




カメラを構える宇佐美さん。それを阻止する魚住さん。

そんな時、私達の横を須永くんが通りかかった。




須永｢…なに？写真？撮ろっか？｣




ありがと…って宇佐美さんが須永くんにスマホを手渡せばわざわざしゃがんで撮ってくれる須永くん。




魚住｢す、すながくん…？昨日のこと……｣

須永｢あ、…あーあー、いやぁ、なんか悪かったな。瀬尾とお前に、知ったような口聞いて｣




慌てたように立ち上がって謝った須永くんに魚住さんも立ち上がり、2人しどろもどろになってる。




魚住｢ぜ、全然！！！あの、私の方こそ、｣

宇佐美｢はいはいはいはい！！！写真撮ろ！！！｣




魚住さんの言葉を遮って魚住さんに笑いかける。




宇佐美｢脈アリ記念に、1枚！！！｣

魚住｢いいと思います！！！｣




さっきとは打って変わって笑顔でピースを作る魚住さんを見てそっと離れる。




須永｢じゃあいくよ、はい｣

宇佐美｢え？なにやってんの？早く入んなよ｣




キョトンって顔で宇佐美さんが私を招き入れてくれる。

こんなの、少し前じゃ有り得なかったのに。って泣きそうになる。




茅野｢え？私もいいの？｣







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