3年A組の、闇へようこそ 3幕

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茅野｢ご、めん。でも、先生は自分で気づいてほしかったのかなって……ちゃんと考えるってことを。上辺だけで物事を見ないように。本質から目を背けないように…｣




なるほど、って納得したと思ったら、光永が背中のドアを思いっきり叩いた。




光永｢っざけんなよ！！おい沖、お前まだ先生と繋がってんのかよ！！！！｣




そうやって自分の仲いいヤツだけに。って言うから、ほんとにこいつ分かってねぇなって呆れる。




『……さぁ、どう捉えるかはあんた達次第じゃない？』

光永｢は？お前、｣




立ち上がって私に掴みかかろうとしたのを唯月私の前に立つことでそれを止めた。




諏訪｢うるっさいなぁ！！！！そうやって自分の事しか考えてないからAに振られるんでしょ？！｣

光永｢っ、は？！？！｣

諏訪｢あんた何回Aに告って振られてんの？！3年になってからもそうよ！！甲斐が隣にいるの見えてるはずなのに、馬鹿なの？！｣

『唯月、』

諏訪｢だって！！！｣




やばいよって言おうとしたら、私のお腹に手を回して止めるように私を引き寄せたのは、隼人だった。




甲斐｢やめろ｣

諏訪｢……え？｣

甲斐｢もうみんな分かってんだろ。Aは俺のだ。｣




そう言ってクラスのど真ん中で私にキスをした隼人にみんなが息を呑んだり目を逸らしたりした。




光永｢っ、…｣




驚いて隼人を見上げれば、見たこともないような冷たい目で光永を見ていた隼人。




甲斐｢……これで分かっただろ｣




シーンと静まり返った教室に堀部さんの声が響く。







堀部｢あ……思い出した。ガルムフェニックスの決め台詞｣








────────────Let's thinkだ







そしてその数秒後に、武智先生の名前が名出しされた。









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