3年A組の、闇へようこそ 3幕

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そう言って先生は私達を立たせて、私達は黒板の方を向いて立つ。

先生は今日の新聞を持ってカメラを向く。


その日の授業は写真を撮るだけ。


あとは自由でいいよって言う先生にみんなが驚いてた。



だって今日は中間日だから。


後半戦を乗り切るための休息や準備が先生には必要だからって意味だと思うしね。




ご褒美、というような感じで先生が晩御飯にカレーを出してくれた。





甲斐｢ん。……A福神漬け好きだろ、やるよ｣

『ありがと、じゃあらっきょあげる』

甲斐｢……嫌いなだけだろ｣

『そんなことない』




いただきます。って手を合わせて食べ始める。

当たり前のように私は隼人の隣。


甲斐軍団の中に女1人。前だったら唯月達も一緒に食べてたけど、もう元には戻れないんだな。

そりゃそうだよね、それなりのことを、したんだから。




宇佐美｢久しぶりのご飯だよね｣

河合｢しかもカレーって、先生センスいいよねぇ｣




そんな声が聞こえてきて、見ればみんな笑顔で食べてる。

楽しそうだなぁ、って人事に眺めれば唯月と目が合う。


だけど、直ぐに逸らされた。


あぁ、やっぱりそんなもんだったのかな。って思ってたら、




諏訪｢っ、福神漬け、あげる｣




立ち上がって自分のカレーを持ってきて福神漬けを移し替える唯月にびっくりする。




『え？』

諏訪｢いいから、食べなよ｣

宇佐美｢……私も！｣

小宮山｢ん。｣

水越｢どーぞ！｣

中尾｢ほれ｣

魚住｢私もあげる！！｣

河合｢はい｣

須永｢じゃあ俺もやるわ｣

石倉｢ほら、もっと食え！！｣

茅野｢…ど、どうぞっ！！｣









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