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柊「じゃあお前ら!先生を説得してみるか?生徒が必死に命乞いをすれば、犯人の心も揺らぐかもしれない」
石倉「…っふざけんなよ!!!」
そして先生は眼鏡をかけた。
隼人と唯月が息を呑んで香帆の背筋が伸びた。
柊「いいか?上辺だけで物事を見るな。本質から目を背けるな……Let's think!!!」
なるほど。中身をしっかり見ろ。ってことか。と3人は頷き、Aの方を見る。
強く頷いたAにホッとしていれば、柊は鞄と携帯の入った白い袋を渡す。
柊「A、手伝っ 結城「私がやりますっ!!!」 ……ああそう。」
急に名乗り出た結城によって柊は渋々“スマホ”の入った袋を持つ。
それに少し口角を上げた結城に─────────気付いているのか、いないのか。
そのまま教室を出る柊を見て、茅野が何かに気づいた。
茅野「……あ、」
一方美術室では柊と結城が荷物を運んでいた。
柊「ありがとう、そこ置いといて」
結城「はい」
そう言って柊は準備室へと入るけれど、結城はそれを見送ってからカバンの中から自分のスマホを抜き取った。
よし、戻ろうって後ろを振り向いた結城は思わず固まった。
『……別に、何も見てないから』
そう。美術室のドアに寄っかかり腕を組みながらこっちを見てるAがいたから。
なんでそこに、ってスマホを後ろへ隠す結城にAは言う。
『Let's think…だっけ』
それだけを発し、Aは準備室へと鍵を使ってはいる。
結城「っ、!」
バラされる、かもしれない。って少し戸惑うけど少し経っても出て来ないしと半分意地を張り美術室を出た。
ちなみにAはというと、
『ねぇぶっきー』
柊「なんだ」
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?? ラベン(プロフ) - 世恋さん» ほんとだ!!!ありがとうございます!笑 (2019年2月22日 13時) (レス) id: eb4c247be4 (このIDを非表示/違反報告)
世恋(プロフ) - 遠くが見えないのは近視じゃないですか?違ったらすみません!更新頑張ってください! (2019年2月22日 12時) (レス) id: 2be61dc08d (このIDを非表示/違反報告)
海理 - お誕生日おめでとうございます (2019年2月20日 14時) (レス) id: f453f15264 (このIDを非表示/違反報告)
TWICE - お誕生日おめでとうございます!これから頑張ってください! (2019年2月19日 22時) (レス) id: 08f374a58a (このIDを非表示/違反報告)
れあてぃん。(プロフ) - お誕生日おめでとうございます!!うちのお兄ちゃんと同じ誕生日だったなんて笑 (2019年2月19日 19時) (レス) id: 2e97a00b85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラベン | 作成日時:2019年2月11日 20時