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彼に抱きつきながら、顔だけを上にあげて彼を見つめてひひ、と笑う。彼は優しい笑いを一つ見して、私の顔にかかっていた髪の毛を優しく耳にかけて、そのまま頬を撫でてくれた。そのあったかさが嬉しくて、撫でてくれる手に擦り寄る。
「…はーマジかわい。」
「だろぉ?96ちゃんにガチ恋されてる女だもん。」
「wwそうなんや?」
抱き合ったまま、そんな他愛のないことを話し合う。少し前まではこんなこと、考えたこともなかったのに。そんなことをぼおっと考えていると、丁度ボケていた私の頭を叩き起こすように私のお腹からぐうと音が鳴った。
「wwwご飯つくりましょっか。」
「作る作る!なに作る〜?」
「そうですねぇ…」
お揃いのあまり飾りのないシンプルなエプロンをつけて、彼と一緒にキッチンに立って。そんな小さなことでさえも、幸せを感じて口元が緩む。
…でも、それは彼に教えては上げない。だって、ちょっとだけ恥ずかしいもの。
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一緒にいると、笑い方が似てくるっての良くないですか。
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瑠衣(プロフ) - a/r/s/kさんのお話少なめなので本当に嬉しいです♡更新の通知きたら楽しみすぎてすぐ見にきちゃいます🥰 (2022年10月3日 22時) (レス) @page13 id: cbbafd5869 (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - ほんとにありがとうございます好きですもはや生きがいですほんとに𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬______ (2022年10月3日 21時) (レス) @page14 id: 12c37bf99f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よる x他1人 | 作成日時:2022年10月1日 23時