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「おー、ゆっくりできました？」
お腹の方に回っている俺よりも一回りも二回りも小さな手を握り、なるべく優しい声で問いかける。
彼女はとても小さな声で「…今、誰とやり取りしてたの、？」と質問の答えにはなっていないことを返された。
あ、これはアカンやつやと思い、彼女をソファに座らせて、俺もその隣に座る。
「今なぁ、なるせからメッセージ来ててさ。Aさんがめちゃくちゃ疲れてそうだから甘やかしてやれって。」
「なるせ、ちゃん？」
「そうそう。だから俺は今日Aさんを甘やかしますよって返しただけだよ。」
Aさんがいるのに他の女の人が眼に入るわけ無いって。
彼女の髪の毛を撫でて言うと彼女は少しだけ悲しそうな顔をしてか細い声で「疑って、ごめんね。」と小さく謝っていた。
それにAさんが謝る必要なんてないよ、と伝えて何か温かい飲み物を取ってきますよ、と立ち上がって彼女に聞く。
すると彼女は俺の小指をきゅ、と握って「…となり、いて？」となんとも可愛らしい表情で俺にお願いをしてきた。
そんな可愛らしいことを恋人にお願いされて断れる男はどこにいるだろうか？いや、居るわけがないだろう。
控えめにお願いをしてくれる彼女がとても可愛らしく、ええよ、と伝えて彼女のとなりに座り、彼女を抱っこして自分の膝に乗せてぎゅうと抱きしめる。
彼女は俺の心音を聞くのが好きらしく、甘やかすとなるといつもこの体制をとっていた。
「…ね、ありちゃん。もう一個、お願いしてもいい？」
「ええよぉ、なんでも言いな？」
「…あの、ね。頭、撫でてほしい、の。」
彼女は俺の左胸に耳を寄せ、控えめに服を握ってそう聞いてくる。
こちらをチラリと見ている可愛らしい顔は少しだけ赤く染まっていて。今日俺は何回彼女の可愛さに死にそうになるんだろうと考え、笑って彼女の小さな頭を包むように撫でた。
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瑠衣(プロフ) - a/r/s/kさんのお話少なめなので本当に嬉しいです♡更新の通知きたら楽しみすぎてすぐ見にきちゃいます🥰 (2022年10月3日 22時) (
レス) @page13 id: cbbafd5869 (このIDを非表示/違反報告)
白夜(プロフ) - ほんとにありがとうございます好きですもはや生きがいですほんとに𝑩𝑰𝑮 𝑳𝑶𝑽𝑬______ (2022年10月3日 21時) (レス) @page14 id: 12c37bf99f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よる
x他1人 | 作成日時：2022年10月1日 23時
