少女漫画_レイ ページ9
『ちょっと……近くない？』
レ「しっ、エマが来てる。」
絶賛かくれんぼ中
好きな人と隠れる場所が被ると言う
少女漫画かよって言うトラブルに巻き込まれた
私達は少し前から付き合っているが
ここまで積極的なレイは今まで見たことが無い
というか最近こういう展開多い気がする
この前は図書室で
取れなかった本を取ってくれたり
少し熱っぽかった時に
レイの冷たい手でおでこを触ってきたり
転んで怪我をした時は
姫抱きにして医務室まで運んでくれた
エ「あれぇ？おっかしいなぁ……こっちに誰か来てた気がしたんだけど…、隣の部屋かな。」
人の気配が消えると
レイはふぅっと息を吐いた
息が耳にかかってくすぐったい
『ひｯ、』
レ「バカッ！声出すな！」
いやいやいや！？もうどうしたらいい！？
恥ずかしくて顔が熱い
これだけ近いと心臓の音も聞かれていそうだ
レ「なあ、」
『何？？』
レ「こういうのってドキドキすんのか？」
『へ？』
レ「この前言ってただろ。俺の横で本読んでた時……」
『あ！そう言えば……』
青春ものの小説を読んでいて
そんなのの何処が面白いのか
レイに聞かれた事を思い出した
レ「思い出したか？」
『でもなんで？確かにドキドキしたけど、』
レイはしばらく黙り込むと
またはぁーっ、とため息を吐いた
レ「変なの読んでっから。そう言うのに興味あんのかと思ってやってやっただけだ。」
『へっ、変って言わないの！てか、レイくんはそんな事しなくても充分カッコイイよ？』
お互いに見つめ合う
この距離感だと本当に顔から火が出そうだ
ゆっくりと瞼を閉じる─────
エ「いたぁー！レイ！A！みっけー！」
『わあ！？エマちゃん！見つかっちゃった』
エ「あははっ！あとはドンとノーマン！どこにいるんだろ！？探してくる！」
ちびっこを連れて残りの皆を探す旅に出た
レ「ｸｯｿ、いい所だったのに……」
『え？何？』
レ「なんでもねぇよ」
顔赤いよ？と突っ込むと
ピシッとデコピンを食らった
バクバクとなる心臓は
さっきの大声で驚いたからだろうか？
『ちょっと新鮮で面白かった。』
レ「あぁ、そうかよ。俺はもう懲り懲りだ。」
恥ずかしがっている彼に
頬へキスをした
すると彼は紅い顔をより一層真っ赤にして
不意打ちは反則だと頭を抱えた
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メルクリオ(プロフ) - ドラゴンさん» ドラゴンさん！いつもありがとうございます！カタツムリではありますが楽しみに待っててください(*^^*) (2019年3月25日 13時) (
レス) id: 4432afe67f (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - 花嫁絶対読みますね！！ (2019年3月25日 9時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
メルクリオ(プロフ) - ドラゴンさん» ありがとうございます！期待に答えられるように頑張ります！ (2019年3月17日 18時) (レス) id: 4432afe67f (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - すごく面白い！更新頑張ってください (2019年3月17日 18時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メルクリオ | 作成日時：2019年3月17日 1時
