第14話 ページ14
「ちょっと！ほんとに恥ずかしいからやめてよ！」
「「「なんで？」」」
「なんでって…！」
恥知らずの家族に益々呆れそうになる。
「人様の前でそういう話はやめてよ…」
「そういう話って？」
「身長の話じゃないの？」
「紛らわしいっ！！」
バリバリ健全だった。
違うモノを想像した私が変態みたいじゃないか！
誤解を招くような言い方をするなと数分前の父を怒鳴りつけたい。
「どうしたA。食べないのか？」
「逆にあなたは何故さも当たり前かのように食べてるんですか？」
帰って早々ツッコミすぎて疲れた私は、焼肉の事など頭から離れていた。
そんな私を不思議に思ったのか、轟くんがまたも肉を頬張りながら聞いてくる。
だいたい原因はあんただよ！
と言える訳もなく質問し返すと、轟くんは「お、わりぃ」と軽い口調で謝ってきた。
絶対悪いと思ってないよね？ねぇ。
「あーんするか？」
「しません！！」
やはり悪いとは思っていないらしい。
突然のあーん発言に家族が声を揃えて楽しそうにこちらを見つめるが、そんなことは絶対にしない。
そうだ、この人はこういう所がある。
一見怖そうだし近寄りがたかったりするけど、どこか抜けている。
あーんとか、キャラ崩壊大丈夫か。
ため息をつきながらようやく肉を食べる。
「んー！おいしい！！」
疲れが溜まった胃に入った久々の肉は、叫びたくなるほど美味しかった。
食べたらもっと食べたくなったので、次々と肉を口に放り込んだ。
「美味そうに食うんだな」
そう言って私を見ながら微笑む轟くんを見て、がっつきすぎたと一旦箸を置く。
何故この人はいつも私をそんなに微笑ましい顔で見てくるのだろうか。
なんだかムズムズとした感覚が私を襲ってくるので、少々控えて欲しい。
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なっつ(プロフ) - めっちゃハマりました〜！何回も読み直してます！続き待ってますね★ (2019年7月12日 8時) (
レス) id: 891cb8f982 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシ - 轟君がピュアで可愛すぎる…！いいですね、ピュアろき君！更新楽しみにしてます！ (2019年7月3日 22時) (レス) id: 59138960e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨夜なつ | 作成日時：2019年5月24日 20時
