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F 55 ページ4

「ニカ…」


「追いかけて盗み見るなんて、よくないなぁ」


と、ニヤニヤ笑う。


なんだよ、その顔。


あのスタッフと北山がナニするっていうんだよ。


キッと睨んでしまうのは、抑えることが出来なかった。


でも、俺の睨んだ意味を勘違いしたらしい二階堂に助かる。


「いや、大丈夫だって!

変なコトしてるわけじゃないから!」


慌てて俺に説明を始めた。


「ほら、ミツってさ、誰にでも愛想いいでしょ?

結構女性スタッフさん、あの笑顔に堕とされちゃうんだよね」


は?


「ミツにその気がなくても、皆好きんなっちゃうらしくてさ」


好きに?


それって…今一緒だったスタッフさんも?


「時々、告られちゃうみたい。

でも、ちゃんと断ってんだって。

スタッフには手なんて出さないって言ってた」


知らなかった、そんなこと…。


じゃあ、今も断りに行ったってことだよね?


でも…


「なんでそんなこと、ニカが知ってんの?」


ニカが知ってることもモヤモヤする。


「前にさ、今みたいなとこ見ちゃって、気になって…。

飲みに行った時、聞いてみたの。

そしたら、教えてくれたよ。

本人は酔ってたから、話したことも覚えてなさそうだけどね」


そうなんだ…。


北山と付き合って半年以上経つのに、

全く知らなかった。


…そんなに告られてるなら、


もしも、もしも…タイプの子から告られたら?


北山はオッケーするんだろうか…。



「今の話、ミツには内緒ね」


「ん、わかった」


「じゃ、戻ろうよ」


本当は追いかけたいけど、ニカの手前出来るわけもなくて、
大人しくニカと楽屋へと戻った。




.

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咲良(プロフ) - 北山アマージョさん» 北山アマージョさん、ありがとうございます!何度も読み返していただける話になっているようで、とても嬉しいです!北藤需要が少ない中ですが、次回作も頑張る活力になります!ありがとうございます! (2019年11月18日 6時) (レス) id: d3822b71c4 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - はっちみつさん» はっちみつさん、ありがとうございます!余韻に浸っていただけるなんて嬉しいです。次回作が未定ではありますが、またそう言ってもらえるような北藤作品になるように頑張りますね! (2019年11月18日 6時) (レス) id: d3822b71c4 (このIDを非表示/違反報告)
北山アマージョ(プロフ) - 完結おめでとうございます!始めからこのお話好きでずっと楽しみにしていました!終わってしまって寂しい気持ちもありますが、何度も読み返したいと思います☆北藤作品楽しみにしてるので、是非また書いて下さい! (2019年11月18日 0時) (レス) id: eca4a61663 (このIDを非表示/違反報告)
はっちみつ(プロフ) - 完結おめでとうございます。終わってしまった寂しさもありますが、2人の幸せそうな姿を思いながら余韻に浸っているところです。また次回の北藤を楽しみにしてます! (2019年11月18日 0時) (レス) id: 4caade0e16 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - ピンクピーチさん» ピンクピーチさん、ありがとうございます!完結までに時間がかかりすぎちゃいました。また次回も頑張ります!今はピンクピーチさんの続きを楽しみに待ってます(笑) (2019年11月17日 16時) (レス) id: d3822b71c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲良 | 作成日時:2018年8月26日 23時

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