. ページ3
「この小さな手に持ってるものを分けてください」
JM「え？」
「奥深くに隠さないでください」
JH「マンネ？」
「スヒョニヒョンが前に言ってたんです。
喜びは8倍に、悲しみは8分の1に、って。
僕は確かに、グループのマンネで、
頼りないかもしれないけど、
僕にも、ヒョンたちの悲しみを分けてください。
ヒョンたちの背負ってるもの、背負わせてください。
仲間外れは嫌なんです。
ヒョンたちだけが苦しいのは、嫌なんです」
所々言葉に詰まったけど、ちゃんと言えた。
僕はもう、ただの幼いマンネじゃない。
ヒョンたちを支えるマンネになりたいんだ。
TH「怖いよ」
しゃがみ込んで、目線を合わせてくれたテヒョニヒョンが今にも泣きそうな顔をする。
TH「すっごく怖い」
JM「僕も怖い」
JH「みんな怖いよ」
「う、、、」
自分で言っといて何だけど、面と向かって言われるともっと怖くなってきた。
でもそれで良いんだ。
1人でいると嫌な考えが思い浮かんじゃう。
こうして4人でいた方が少しは強くなれる気がするんだ。
RM「あれ、こっちがマンネの鍵ですよね？」
JN「ヤー、しっかりしてよ、、、」
SG「そもそも鍵忘れるのがバカなんだろ」
SH「そんな言い方しないの。作業室の番号忘れて笑われたのまだ根に持ってるの？」
廊下から4人分の足音と声が聞こえる。
「ヒョン！！！」
思わず飛び出せば、やっぱり4人がこっちに向かって歩いて来てた。
RM「はいこれ、スペア」
JN「後で返しに行こうね」
「はい！！」
よかった。
ジニヒョン辛くなさそう。
SH「ただいま」
SG「よう」
「おかえりなさい！！」
よかった。
スヒョニヒョンちゃんと歩けてる。
JM「ヒョーーン」
SH「わわっ、どうしたの泣いちゃって」
続いて出てきたジミニヒョンが飛びつく。
TH「おがえりなざいーー」
JN「僕の服で拭くな！！」
テヒョニヒョンの顔なんか涙でぐちゃぐちゃ。
JH「大丈夫でしたか？」
SG「痛み止め飲んで安静にしとけば、すぐ良くなるって」
心配の色を乗せた声が安堵のため息に変わるホビヒョン。
RM「幸い、大怪我に繋がる心配はないって」
「よかったぁ、、、あ」
安心したら、お腹の虫が盛大な声を上げた。
「お腹空きました」
泣いてたヒョンもぴたりと泣き止んで僕を見る。
7つの顔がこちらを向く。
「「「あははははっ！！！」」」
8人の笑い声が廊下に響いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 937人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソラン(プロフ) - omiu8899さん» コメントありがとうございます！スヒョナを愛してくれてありがとうございます☺️めちゃくちゃ嬉しいお言葉も！励みになります！！！ (2021年10月22日 8時) (
レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
omiu8899(プロフ) - コメント失礼致します🙇🏻♀️スヒョナよかったね…😭本当に涙が出ました😭ありがとうございます😭 (2021年10月21日 11時) (レス) @page43 id: 8cab90b17e (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - ちゃこさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！私も書きながら、ああ可愛い、、、ってずっと言ってました笑 (2021年10月9日 15時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ - ソランさんの書くグクに悶絶するかと思いました、、可愛過ぎます！ (2021年10月8日 15時) (レス) @page13 id: 82a87509f4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ソラン | 作成日時：2021年10月4日 9時
