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SH「ヒョン、少し付き合ってくれませんか？」
グラスを２つ並べて、僕を見る。
「いいよ」
注がれるのはワイン。
ではなく、ヒョナお気に入りのアイスティー。
明日も普通に練習があるからね。
しばらく無言で紅茶の香りと味を楽しむ。
ヒョナは、瞬き1つせず紅茶に映る自分を見つめてる。
手は微かに震えて、まだあの恐怖を乗り越えられてないのが痛いほど伝わる。
「ヒョナ」
手でグラスを覆う。
それでも目線は外さない。
SH「少しずつだけど、ようやく自分を見れるようになってきたんです」
「うん」
SH「バンタンも、次々に夢が叶ってきたんです」
「うん」
SH「全部Armyのおかげです」
「そうだね」
SH「まだ叶えてない夢もあるけど、もう良いんです」
「どうして？」
声に潤いが混ざって、ヒョナは静かに涙を流す。
顔を上げた先には、眠るマンネの姿。
SH「僕はずっと、ずっとこのメンバーといたい。今はそれだけが望みだから。それ以外は、何もいらない」
僕たちは8人でここまでやってきた。
それを良く思ってない人が居るのも知ってる。
世界から注目を集める様になって、その声はやけに目立った。
生活も一変して、アイドルでいなきゃいけない時間が増えた。
身体的にも、精神的にも、どんどん追い詰められて行った。
こうしてメンバーが体調を崩したり、精神を病んだりするのは、珍しくなくなった。
楽しくないわけじゃない。
辞めたいわけじゃない。
僕たちが望んで手に入れた環境なんだ。
ただ少し、休息が必要だと思う。
SH「やつれていくみんなを見るのが辛いです、、、」
愛おしそうにグガを見つめる目からは、止めどなく大粒の涙が溢れる。
「おいでヒョナ」
静かにしゃくりあげる体を抱きしめる。
声を抑える泣き方は、この子が周りから隠れる様に泣いてた頃からの癖。
今でこそこうして、僕の前でも泣いてくれる様になったけど、出会った時は何も話してくれなかった。
SH「ヒョン、、、ヒョン、、、」
背中に細腕を回して、弱々しく服を握られる。
僕の存在を確かめる様に、何度も何度も呼ばれる。
「うん。ヒョンはここに居るよ。大丈夫。ずっと一緒だから」
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ソラン(プロフ) - omiu8899さん» コメントありがとうございます！スヒョナを愛してくれてありがとうございます☺️めちゃくちゃ嬉しいお言葉も！励みになります！！！ (2021年10月22日 8時) (
レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
omiu8899(プロフ) - コメント失礼致します🙇🏻♀️スヒョナよかったね…😭本当に涙が出ました😭ありがとうございます😭 (2021年10月21日 11時) (レス) @page43 id: 8cab90b17e (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - ちゃこさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいです！私も書きながら、ああ可愛い、、、ってずっと言ってました笑 (2021年10月9日 15時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ - ソランさんの書くグクに悶絶するかと思いました、、可愛過ぎます！ (2021年10月8日 15時) (レス) @page13 id: 82a87509f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラン | 作成日時：2021年10月4日 9時
