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飛行機から1歩出てみれば、行き交うのは英語だけ。
当たり前だけど、何言ってるのか全然分からない。
韓国では聞かない様な音もたくさん聞こえて、混乱しそう。
きっとヒョンもこんな感じだったんだ。
SH「さ、行こう」
僕の手を取って、反対側には肩にボストンバック、引くのは僕のキャリーケース。
ナチュラルな優しさがヒョンの紳士を演出してる。
SH「ここからだと遠いから、知り合いに車借りようと思うんだ」
こうやって今はヒョンが居るから大丈夫だけど、1人だったらどうなっちゃうんだろう。
韓国人だからか、通り過ぎる何人かは僕たちを品定めする様な目つきで見てる気がする。
少しの不安が見え隠れしてきた。
SH『あ、もしもし?僕だよ。、、、久しぶり(笑)急なんだけど、2、3日車借りても良い?、、、そう、実家に。、、、言ってないよ。ある意味サプライズかな。、、、うん、ありがとう』
周りの人と同じ様に英語で話すヒョンも、少し違う人に感じてしまう。
そんな僕に気付いて、ヒョンが握る手を少し強める。
電話しながらだけど、僕に笑いかけて落ち着かせてくれる。
SH「行こっか」
優しく手を引かれて、歩くこと数分。
所々色褪せた木材を使った、味のあるお店が見えてきた。
中から出てきたのは、これまたイギリス人。
テンイン『この前ぶりだな!色男!』
SH『久しぶり、元気そうだね』
熱いハグを交わした後、僕を見るその人。
人見知りが発動しちゃって、すかさずスヒョニヒョンの後ろに隠れる。
テンイン『なんだ連れもいるのか!しかも、可愛い子ちゃんかよ!もしかしてアレか?』
言葉は分かんないけど、小指を立てる意味は分かる。
SH『違うよ!僕の大事な弟。向こうでの家族で、僕の天使だよ。』
「ふふ」
とりあえず、ファミリーとエンジェルは聞き取れて、顔が緩む。
テンイン『あはははは!幼いなとは思ったけど、、、そーか!そーか!』
SH『それより鍵』
テンイン『おう!ほらよ』
SH『ありがと。今度また飲みにくるよ』
テンイン『いつでもなー』
手を振ってくれる彼に頭を下げて、その場を離れる。
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ソラン(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます!楽しんでいただけたら嬉しいです!応援も、ありがとうございます。 (2021年9月25日 18時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - ぽんきちさん» リクエストありがとうございます!日本LIVEの舞台で、そういったお話を書かせていただきますね。少し先になってしまいますが98話で書きます。楽しみに待っていてください!! (2021年9月25日 18時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 主様、リクエストお答えいただきありがとうございます!これからも楽しみにしてます!頑張ってください! (2021年9月24日 19時) (レス) @page50 id: a5c2bfe764 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんきち(プロフ) - いつも楽しみに読ませていただいてます!LIVE中スヒョニが倒れたり、怪我をしてしまっても最後までやり遂げるような話が読みたいです! (2021年9月24日 16時) (レス) @page50 id: 5ae70f95a4 (このIDを非表示/違反報告)
ソラン(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます!上手くかけたか、心配だったのですが、そう言っていただけて嬉しいです!これからは、もっと英語を出していきますね。応援、ありがとうございます! (2021年9月19日 20時) (レス) id: fc42fd02ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソラン | 作成日時:2021年9月10日 21時