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鎖骨 ページ28
暑い、と呟いた。
今年の夏は例年にないくらいの猛暑なんだそうだ。
そんな中、クーラーは壊れ扇風機は使い物にならない。
開け放した窓から生温い風が部屋に入り込む。
風鈴が心地良い音を立てて、微力ながらも暑さを和らげるようだ。
ちらりと彼女の方へ視線を投げると、暑さで赤く染めた顔を手で扇いでいるのが見えた。
薄く透けたシャツから覗く首筋に、一筋の汗が伝う。
ごくり。
思わず喉を鳴らす。
邪な考えを振り払うように頭を振って、立ち上がる。
彼女は、ただの友達なのだから。
こんな考えを持つのはきっと、暑さにやられたせいだ。
そうに違いない。
そうでなければならない。
─鎖骨─END
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八重(プロフ) - カシオペアさん» ありがとうございます！！まさかこっちまで読んで頂けるとは……その上コメントまで……本当に感謝します(*/□＼*)上手なんて、恐縮です……(でも嬉しい)頑張ります！ありがとうございます！本当に！！！ (2017年7月3日 21時) (
レス) id: e19e44ac0b (このIDを非表示/違反報告)
カシオペア - ヒロアカの方を読んだので、こちらものぞいてみましたが本当に文を書くのが上手なんですね。一つ一つが短くて読みやすいです。更新、頑張ってください！ (2017年7月3日 20時) (レス) id: 972c361b83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八重 | 作成日時：2017年4月24日 2時
