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夢屋 ページ1
電話の呼び出し音が耳に響く。
数コール後、女の声が聞こえた。
『はい。夢屋でございます』
思っていたよりも若そうな声だ。
「夢を買いたいんですが」
電話の向こうで、抑揚のない声がかしこまりました、と答えた。
『今宵はどの夢になさいますか？』
少し悩む。
本当に夢なんて売っているのだろうか。
『夢屋は夢をお売りいたします』
心を見透かしたようなタイミングだ。
『お代はお高くなっております』
ご了承ください、と冷たい声で告げた。
『どの夢になさいますか？』
「今夜は───」
考える間もなく答えていた。
『かしこまりました。よい夢を』
それを合図に通話は切れた。
受話器からは無機質な電子音が響いている。
のそりとベッドに潜り、息を潜めるように眠りについた。
─夢屋─START
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八重(プロフ) - カシオペアさん» ありがとうございます！！まさかこっちまで読んで頂けるとは……その上コメントまで……本当に感謝します(*/□＼*)上手なんて、恐縮です……(でも嬉しい)頑張ります！ありがとうございます！本当に！！！ (2017年7月3日 21時) (
レス) id: e19e44ac0b (このIDを非表示/違反報告)
カシオペア - ヒロアカの方を読んだので、こちらものぞいてみましたが本当に文を書くのが上手なんですね。一つ一つが短くて読みやすいです。更新、頑張ってください！ (2017年7月3日 20時) (レス) id: 972c361b83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八重 | 作成日時：2017年4月24日 2時
