嘘はつけない【JM】 (ページ7)

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『こ、これは、どうすれば、、、』

今握りしめている携帯の画面には、黄色いアプリが新しく追加されていて、そのアプリを開くと連絡先はひとつだけ。

"ジミン"

あの後、失礼します！とだけいって皆さんに背を向けた私を、推しに、ジミンに腕を掴まれ止められた。

そして、携帯を出して、と言われ、家に帰ってから確認して、とも言われ、素直に家に帰って確認して今に至るのです。

prrrrrr

『うわっ、わ、ど、どうしようっ』

ずーっと眺めていた名前と同じ名前が表示された着信画面に、ひとりでテンパる。

『もっ、もしもし、？』

JM「あっ、もしもし？Aちゃん？」

『あっはい、あれ、何で名前、？』

JM「あー、上着に書いてるでしょ？笑」

『ぁ…、はずかし、』

JM「…ん？ごめん聞こえない」

『いや！何もないです！！』

その後もいろいろな話をした。

私が何をしている人なのか、とか、次はいつ韓国に行くのか、とか、私は…って、今思えば全部私の話。

『あの！ジミンさんのお話も、聞きたいです、』

JM「…ジミン」

『っえ？』

JM「ジミン、って呼んで？あ、ジミナでもいいよ？」

『え、でも、…』

JM「いいから！はやく！」

『じ、ジミン…？』

JM「うわ、…やばいね」

やばい、？やっぱり嫌だったんだろうか、？

だってarmyだし、一般人だし、日本人だし、…

JM「そうじゃないよAちゃん」

『へっ？』

JM「また声に出てた笑」

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