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you side
みなさんの言葉に涙が止まらない。
みなさんのところに行きたいのに、母が迎えに送り込んできたこの男たちに腕を掴まれて、前に進めない。
YG「A、悪かった」
「っ…」
その時、ずっと黙り込んだままだったユンギさんがそう言って頭を下げた。
「やめて下さいっ！ユンギさんは何も悪くないです！！」
男『おい！！行くな！！』
『っ離してよ！！』
みなさんのところに行きたいのに、今にも走り出したいのに、さすがに男二人の力には勝てない。
YG「…あの日、お前が起きてることに、俺は気付いてたんだ」
JK「…え？」
YG「ガラスに反射して見えたんだ、Aが目を覚ました所」
「…っ」
YG「みんなにも謝る。俺があの時、Aに出て行くなって言えてれば…だけど、今なら言える」
.
YG「行くな、A。ずっと俺たちの側に居ろ」
.
男1『痛っ…おい！！待て！！』
男2『待て！！…うっ、』
ユンギさんの言葉に、考えるよりも先に動いていた。
私の腕を強く掴む男たちの足を全力で蹴り、腕が解放されると一直線にユンギさんの方へ走った。
「ユンギさんっ！！」
全力で走った勢いでユンギさんに突進してしまったけど、さすが男性。
ぎゅっと私を捕まえてくれた。
YG「おかえり、A」
「っ…ただいま、です、っ」
JH「Aちゃん〜！今までどこに居たの？」
JN「ヤー、心配したんだぞ？」
JK「ヌナ、本当バカですよね」
みんな、思い思いの事を口にしながら私とユンギさんを囲む。
TH「A、」
「テヒョンア、」
ずっとずっと、謝りたかった人。
ずっとずっと、私の頭から離れなかった人。
さっきまでユンギさんの香りがしていたのに、一瞬にしてその香りは、大好きな人の香りに変わった。
.
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作者名：ヒナ
| 作成日時：2021年9月3日 1時
