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JK side
ヌナが姿を消し、連絡も取れなくなってから数ヶ月後。
僕たちは全国ツアーのため空港にいた。
マネ「荷物確認したか〜？忘れ物ないか〜？」
JN「毎回毎回、修学旅行にでも行く気分になるよ！」
ヒャッヒャッヒャッと笑うジンヒョンに、つられてホソギヒョンが笑う。
TH「ジョングガ、飛行機何時のだっけ？」
JK「確か…18:10発です」
TH「ならもう少し時間あるか」
そう言ってテヒョンイヒョンはトイレに行ってくる、と言って荷物を僕に預けて歩いて行った。
その直後に見えた、見覚えのある後ろ姿。
JK「…ヌナ？」
JM「え？何言ってんの？」
僕の言葉に、隣に立ってるジミニヒョンが反応する。
JK「今、Aヌナが居たような…」
JM「なんでAが空港に？」
JK「見間違えかも」
JM「なんだそれ笑」
見間違え、だと思いたかった。
なのに…
TH「A！！！！」
JN「ちょ、テヒョンア！！！」
トイレから戻ってきたテヒョンイヒョンは、左の方を見てそう叫んだあと、そっちに走って行った。
それをジンヒョンが追いかけて行く。
それと同時にユンギヒョンも何も言わずに走って行った。
マネ「おい！どこ行くんだ！」
JH「マネージャー、少し見逃してください」
マネ「は？って、おいっ！！！」
ホソギヒョンの一言を合図に、全員が一斉にテヒョンイヒョンが向かった方へ走った。
曲がり角を曲がりすぐにみえたのは、Aヌナと日本人っぽい男の人が二人。
『っなんで、』
TH「A！どこ行くの！」
テヒョンイヒョンがそう叫ぶと、男の人ふたりはAヌナの腕を掴んで何か言っている。
走ってきた僕たちをみたヌナは、目を潤ませた。
男「それ以上近づくな！！」
一人の男がそう僕たちに叫ぶ。
周りには一般人も居る。ザワザワと騒がしくなる周りに、僕たちはAから数メートル離れた所で止まった。
JK「ヌナ！まさか日本に帰るなんて言いませんよね？！」
「っ…」
JM「僕、もう世間なんてどうでもいいよ！バレたっていい！叩かれたっていい！！」
「ジミナ…っ」
TH「帰ってきてよ、A」
JN「帰ってこい！！」
RM「Aちゃん！」
JH「行くな！Aちゃん！！」
みんな、周りの目なんて気にせずに叫んだ。
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作者名：ヒナ
| 作成日時：2021年9月3日 1時
