姉と弟AnotherStory

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この捻挫治るのに時間かかるらしくて、もちろん体育も見学。








あんまり体育とか重視してない学校やから、室内レポートで出席点もらえる。








その日も体育の時間、教室残って自習しとったら








「やっぴー。俺も隣でレポート書いてええ？」








は？やっぴー、ってなんやねん。







「いやー、俺別に体調悪ないけど、中間くんと喋るチャンスや、思ってズル休み笑」








聞いてもないのに、ようベラベラ喋るわ。








「.........」






「えっ、！？無視しとる？






まあええわ、それよりさ、中間くん下の名前なんて言うん？」







「.........」





「えー、冷たいなぁ。俺のことはノゾムって呼んでくれとるのに、俺だけ中間くんとか嫌やん。」







「苗字は？」







「えっ、俺の？


そんなの聞いてもなんもならんて、下の名.......」

「俺が苗字で呼べばどっちも一緒になるやん。」








「コタキ........やけど、」







「やけど、ノゾムって呼んでや。

あ、ノゾムってこの字やねん。」








レポートを俺に見せてくる。








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小瀧望




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