【悲報】神代 類、初対面の女子に振られる【神代 類】

帰りたい ページ13

｢ちょっと、いまいち何を言っているのか分からないのだけど｣





困ったように神代さんが笑う。なんかごめんね困らせてでも帰りたいんだ






｢ほら、もうチャイムも鳴りましたし｣







｢鳴ってないけどな・・・？｣







冷静に司がつっこむ。やめろ、マジレスするんじゃない。






｢・・・ほら、私忙しいですし｣






｢忙しい人は態々屋上になんて来ないと思うよ？｣






｢呼び出しといてなんだけれど｣と付け加える神代さん。いやそれな！？！？！？！？！？







｢帰ります！｣





すくっと立ち上がり、その場から去ろうとした時







｢あ、少し待ってくれないかい？｣








｢なんすか。帰らしてください。司なら置いていくんで｣






｢おい｣







｢君の名前を教えてくれないかな。君だけ知っていて、僕が知らないというのもおかしな話だろう？それに、これからもっと関わって行くんだから｣







・・・ん？？？？？？？？？






｢関わらねぇよ？？？？？？？？？？？？｣








(・・・強いな、俺の幼馴染・・・)

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