【キ/ヨ】私の家に黒猫が住み着いてる件…【実/況/者】 (ページ6)

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ずっと好き。キヨside ページ6

キヨの過去ですーーー！！！

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高校最後の文化祭で、劇をやることになった。

_ _ _ ロメオとジュリエット。

俺の中ではよく分からん劇だった。

･「清川君ロメオお願いしますー」

「……は？」

･「ジュリエットは… Aちゃんお願い！」

『…えっ？！』

思えばこれが全ての始まりだった。

彼女が…俺の、初恋___だった。

それから沢山皆と練習した。

よく俺がセリフを忘れても笑って許してくれた彼女。

［お似合いだね］
［美男美女カップル誕生か］

なんて周りが口々に呟く。

彼女は1ミリたりとも否定しなかった。

そんな所にちょっとだけ期待してた。

その時も気持ちは今も気持ちも、ずっと変わってない。

『____よかわくん…！！』

『__清川君！』

小声で聞こえる彼女の綺麗な声。

どうやら本番だったようで、

『清川くん……キス…して…？』

ほんのり赤く染まる彼女の顔。

全ては演技だけど、

俺の気持ちは演技じゃない。

本当の気持ちだから。

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･「_____めでたしめでたし」

_______

舞台裏。

皆にお疲れー良かったよーなんて言われながら

まだ飛び跳ねている俺の胸を落ち着かせようと

誰もいないところでイスに腰をかける。

『____あっ！探したんだよ？w お疲れ様～！』

そこに現れたのはニコニコ笑っている君だった。

「あのっ…………俺、本気でAに恋したかも______」

気持ちより先に口が先走る。

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『…………ふふっ、気付いてたよ//』

あの時からの想いは今もそう、絶対に変わらない。

ずっと好き。