3話【可愛いは正義】 ページ3
「ちょっとミヤー！登校初日から何やってんの！それに寝癖ついてるし」
笑いながら私の背中を叩くのは、ポニーテールが似合う少女だった
私が着ている制服と同じロゴがついていて、予測だが多分同じ学校だと思う
それにしても可愛い、というかどっかで見たことあるような…………
「今から私たちが行く学校って、照星高校だよね？」
「まさか自分の通う高校忘れちゃったの？？ミヤ今日大丈夫？」
「あはは、ごめん。なんでもないよー」
やっぱりだ。
照星高校という高校は””実在””しない。
だが、私が昨晩やったあの乙女ゲームには照星高校は出てくるはずだ。
プロローグには照星高校っていう単語が出てきたはずだし、主人公もそこに通っているという設定だ
つまりここは乙女ゲームの世界、ということになる。
それに今私が話している相手、彼女もゲームのライバル役としての登場人物だ。
これは紹介movieに出ていたはず。シルエットしか分からないけどポニーテールもその長さも、背の高さも同じだと思う。
意味がわからない。
なんでゲームしてたら乙女ゲームの世界とかいう意味不明な場所に送り込まれるんだよクソが
それにこんな容姿にしやがって、目立つじゃねぇか
学校生活だったら人と話す機会も増える。つまり猫被って生活しなければならない。
マジで有り得ねぇ……。
でも、色々と整理出来た。
自分の本来の口調も心の中だけど言えてるし、大分落ち着いてきた
だが、その安心と共に今度は恐怖感が心を麻痺する
私はこれから、どうなる_______？
「それにしても、ミヤのクラス滅茶苦茶羨ましいんだけど！」
「え、なんで？」
うお、びっくりした……。
とりあえず、今は人と話してるから考え事してられない
「だって！1年生の中でも特に有力な生徒会候補！海様と一緒になれるとか羨ましい〜！」
「海様……？」
「え！ミヤは海様知らないの！？確かにミヤは男とか興味無いけど、少しは知ってないと……まぁ行ったら分かると思うよ」
「え、学校生活初日でしょ？それにその海様って人はなんで生徒会候補なの？え？」
「ミヤそこまで知らないの!?……しょうがないなぁ、特別に教えてあげるよ」
そう言うと、彼女はニヤッと笑い人差し指を立て話し始めた
_________
4話【体力不足は勘弁してくれ】→←2話【どうなってんだと叫びたい】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 78人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
無名コック - こういうものはなろうの方が売れる気がします とても面白いです 頑張ってください (2018年10月31日 17時) (
レス) id: a84da7eadb (このIDを非表示/違反報告)
名無し39573号(プロフ) - まるさん» 申し訳ございません。二次創作物とオリジナルを間違えていました (2018年10月20日 19時) (レス) id: 518b10f8e8 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 二次創作ならオリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月20日 19時) (レス) id: 4cc49ae2c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えだすけ | 作成日時：2018年10月20日 18時
