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今日は午後からオフだったので、
最近できたカフェに赤司を連れ出していた。

赤「そう言えば最近、虹村さんから連絡がありまして」

貴「ん?なんて?」

赤「Aのことよろしくな、って」

貴「父かよ」

赤「寂しいんですよ、きっと」

貴「はは、そーかも」

赤司と抹茶ラテを楽しんでいたその時、
赤司のスマホが鳴った。

赤「すみません」

貴「ん、いーよ」

こういう律儀な所もかわいい。

赤「もしもし……あぁ…うん、Aさんといるよ………ちょっと待ってね」

何やら小声で話し始めた赤司。

貴「?」

赤「葉山がこれから合流したいと」

貴「ほんと?いいけど」

赤司は私に向かってにこりと微笑んだあと、

赤「いいそうだよ…あぁ、わかったわかった、じゃあ」

スマホを耳から少し離しながら
通話していた赤司は
要件が終わったようでスマホを置いた。

貴「葉山と通話するとうるさいよね」

分かる。

赤「それにしても、なぜ俺とAさんが一緒にいると分かったんですかね」

貴「私のインスタのストーリー見たんじゃない?にしてもなんで赤司に言うんだろ」

赤「…俺がAさんのお守りだからじゃないですか?」

ふふ、と微笑んだ赤司。

貴「言うねぇ」

赤司の元の人格が返ってきてから、
ちょっとお茶目になった気がする。

赤「しかも虹村さん公認ですし」

貴「何それ、どういう効果なの?」

赤「Aさんと一緒にいても虹村さんに怒られません」

貴「それはでかいね〜」

赤「この凄さは帝光生にしか分かりませんね」

貴「そうかも」

こうやって、
虹村を知る後輩と虹村の話をするのは
薄れそうになる虹村との記憶を
呼び戻しているようだった。

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雪葉 - はい!頑張ってください!(*^▽^*) (2019年9月17日 22時) (レス) id: e8c65ee3c5 (このIDを非表示/違反報告)
夢莉(プロフ) - 雪葉さん» 雪葉さん、ありがとうございます!ゆっくりの更新になってしまうかもですが、気長に待っていただけるとうれしいです! (2019年9月16日 9時) (レス) id: 06f33d0a69 (このIDを非表示/違反報告)
雪葉 - 虹村さんかっこいいですね~小説がんばってください!応援してます! (2019年9月16日 7時) (レス) id: e8c65ee3c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢莉 | 作成日時:2019年8月28日 21時

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