【虹村修造】No title【黒子のバスケ】 (ページ37)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:86,759 hit

28 ページ37

あれからご飯を食べて、
チェックアウトに向かった。

なんだかモヤモヤすることもあったけど、
ご飯が美味しかったのでよしとする。

赤司が手続きをしてくれている間、
スマホをつついていると、
黒子と桃井がやってきた。

桃「どうでした？」

貴「ん～、なんかドキドキしたりがっかりしたり、疲れちゃった」

黒「ドキドキとは？」

貴「お子ちゃまには言えません～」

黒子の頭をぐりぐりする。

黒「いたた…」

桃「付き合うことになったり…？」

貴「残念ながら、ね」

黒「そうですか…」

貴「まぁ昨日はいっぱい遊べたし、すごい楽しかったよ、ありがとう」

黒「それはよかったです」

桃「私もすっごく楽しかったです！」

貴「昨日の夜はどうだった？」

桃「あ、あぁ…えっと…青峰くんときーちゃんが大暴れして…仲裁に入ったミドリンも巻き込まれて…大惨事でした」

黒「部屋分けのありがたみを知りました」

いつもコーチや虹村や赤司が
話し合いながら決めていたっけ。

貴「そ、そっか…」

黒「これからも赤司くんがなんとかしてくれるとは思うんですが、虹村さんの鉄拳制裁がなくなると思うと少し心配です」

貴「んー、たしかに」

言うても虹村が手を出すことなんて、
灰崎のいない今はなかなかないんだけど。

存在そのものが抑止力になるのかなぁ

貴「まぁ、きっと大丈夫だよ。虹村も引退式で言ってたでしょ」

黒「そうですね」

そう言って黒子は微笑んだ。