episode167〇 ページ33
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｢佐野！お待たせ！｣
｢んーん。全然待ってない｣
復縁してからと言うものの、今までとは一転、私たちは毎日会っていた
どんなに忙しくても疲れてても、月曜から日曜日まで、ほんとに毎日。
今まで離れてた期間を埋め合わせるように、ずーーっと一緒にいた。
放課後に近くの公園で合流して、そこからバイクで色んなところに行ったり、後は誰もいないところでくっついてお話してたりなんか。
キスも……何回したんだろう
毎日何回もしてたから、もう唇が赤く痛くなっている
でもやめない。
佐野が、好きだからね
｢A、そろそろ帰らないとじゃない？｣
｢んーん。今日は塾って言ってあるから。夜まで平気だよ！｣
｢……でもここんとこ毎日じゃない？受験終わったのに怪しまれない？｣
｢ん〜、多分大丈夫！
……それとも、佐野はもう帰りたかった？｣
｢やだ。まだ帰りたくない。
帰したくねぇ……｣
｢…ほんとに？疲れてない？｣
｢Aといない方が疲れる｣
｢ふふっ。私も……｣
この時の私は、確実に頭のネジが全体の9割くらいぶっ飛んでいた。
目をハートにさせてお花を飛ばして、恋する乙女全開！って感じで。
佐野とお互い、3歳児になったように思考がマトモの道から外れ始めてて。
周りのことなんか、すっかり何も見えない
流石にまずいって、分かってるのに
｢……私、明日学校休もうかな｣
｢なんで？｣
｢だってもう受験終わって行く意味ないし……
それに、佐野と一日中一緒にいられるよ！｣
｢お母さんは？ダメって言うだろ｣
｢いいよ、お母さんなんか。
私には佐野だけがいればいーの｣
｢でも、｣
｢ね？いいでしょ？｣
｢……まぁ、Aがそういうんならいっか｣
｢そうそう！いーのいーの
ねぇっ、あっちで写真撮ろー！｣
佐野と一緒にいられて、肩の荷が全部降りた気がした
投げ出すって、こんなに楽しいんだ
もう私たち以外なにも見えなくなっちゃった
私たち以外、なにもいらないや……
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歴女 - みんなが幸せになれる、ハッピーエンドだといいいです！ (2022年12月10日 2時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 久しぶりの更新めっちゃ嬉しいです！通知きた瞬間叫びました笑更新してくださるだけでもう神です…！データ消えるのきついですよね。。本当に大好きな作品です！応援してます！ツナさんのペースで更新頑張って下さい！ (2022年11月5日 19時) (レス) @page45 id: 70628fcb09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ - さすが最高一位。格が違いますね←上から目線過ぎ しかしほっんとーに好きです、このお話。 (2022年11月2日 18時) (レス) @page44 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
詩 - 一気読みしてまじ止まらんかったです、この作品本当に好きですっ！応援しています！！ (2022年6月14日 19時) (レス) @page44 id: bb966ca157 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - うわぁ、、。だいすきすぎる……。もう更新は、、多分しないか。続きは頑張って私が妄想したおします笑！！本当に本ｯｯｯ当に面白かった！！こんな面白い作品を、ありがとうございました＜(_ _)＞ (2022年6月3日 20時) (レス) id: b476552735 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ
| 作成日時：2021年12月3日 21時
