episode135● ページ1
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｢なー、ケンチンはなんて書く？｣
目の前の絵馬に頭を捻ること数分
堂々と自分の願いを書く勇気のなかった俺は、一旦ケンチンの願い事を聞くべくケンチンに尋ねてみることにした
｢んあ？そりゃぁ、俺らでテッペンを獲る！だろ？｣
｢……ケンチン……｣
そういやそんな約束したなぁ、と懐かしさを噛み締めると同時に、まだケンチンがそれを覚えていてくれたことに嬉しさがじわじわと込み上げてくる
｢一応聞いてやるけどエマは？｣
｢一応とか言う人には教えませーん｣
｢あっそ。別にいーもんねー｣
どーせケンちゃんと結婚出来ますようにとかそんな所だろ
お前はいいな、お気楽で。頭の中ハートとピンクで埋め尽くされてんだろうな
｢……絹は？｣
｢ん？えっとねぇ、これ！｣
流れで絹にも聞いてみた。1人だけ聞かないって訳にもいかないから。
言うのが恥ずかしいのか、絹はほんのりと頬を赤く染めて俺に自分の絵馬を見せた
そこには昔からの丸っこい文字で、私だけを見てくれますように。なんて書いてある
勿論俺に向けての願いだろう
胸がキリキリと痛み出した
｢そっか……｣
｢マーくんは？決まらないの？｣
｢いや、決まった……｣
どうせ叶わないんだ
｢絹、ケンチン達と先に行ってて｣
｢え？なんで？｣
｢いーから！｣
書くだけなら自由だろ？
｢……出来た｣
俺は精一杯の想いを込めて、願いの全てをそこに吹き込んだ
"Aの傍に居られますように"って
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歴女 - みんなが幸せになれる、ハッピーエンドだといいいです！ (2022年12月10日 2時) (
レス) id: 65eb06c570 (このIDを非表示/違反報告)
りお(プロフ) - 久しぶりの更新めっちゃ嬉しいです！通知きた瞬間叫びました笑更新してくださるだけでもう神です…！データ消えるのきついですよね。。本当に大好きな作品です！応援してます！ツナさんのペースで更新頑張って下さい！ (2022年11月5日 19時) (レス) @page45 id: 70628fcb09 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ - さすが最高一位。格が違いますね←上から目線過ぎ しかしほっんとーに好きです、このお話。 (2022年11月2日 18時) (レス) @page44 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
詩 - 一気読みしてまじ止まらんかったです、この作品本当に好きですっ！応援しています！！ (2022年6月14日 19時) (レス) @page44 id: bb966ca157 (このIDを非表示/違反報告)
亜美(プロフ) - うわぁ、、。だいすきすぎる……。もう更新は、、多分しないか。続きは頑張って私が妄想したおします笑！！本当に本ｯｯｯ当に面白かった！！こんな面白い作品を、ありがとうございました＜(_ _)＞ (2022年6月3日 20時) (レス) id: b476552735 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ
| 作成日時：2021年12月3日 21時
