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いよいよU−20戦も近づいてきた今日この頃、心做しか選手たちもどこかソワソワしているように見えた。
特に、この人
『潔くん？』
「えっ？わ、Aさん！？な、なに？」
『いや、もう1時間もここにいる割に箸進んでないから大丈夫かなって……』
そうなのだ。
潔くんと氷織くんと虹村くんのマイナスイオン組で食堂に来たのを、ウォーターサーバーの補充やら食器の片付けやらしながら微笑ましく見つめていたら、潔くんだけ箸持ったまま何か考え込んだように動かなくなってしまったのだ。
氷織くん達が声をかけても上の空の返事ばかりで、二人とも心配しつつ先に行ってしまった。
残されたあとも、あぁやってただ一点を見つめながら難しい顔をしていて。
流石に私も心配になったので、こうして声を掛けたのだけれど……
「えっ？1時間！？全然気付かなかった……」
『嘘でしょ？と、とりあえず食べなよ。あっため直してこようか？』
「いや大丈夫！すぐ食べるから！」
やっべーと言いながら急いで納豆をかき混ぜる潔くん。
ここに来てからずっと食べてるだけあって、その手さばきは見事なものだった。あ、すごい、もうあんなに美味しそうに……
「ご馳走様……Aさんごめんね、俺のせいで片付け終わらなくて」
『ううん、他にもやること山積みだったから気にしないで。……それより大丈夫？』
さっきから眉間のシワが寄りっぱなしだ……
「うん！って言いたいけど自信ないかも……
スタメンに選ばれてすっげー嬉しかったはずなのに、いざ試合が近くなるとめっちゃ緊張しちゃってさ」
はは、と乾いた笑みが漏れる。
そりゃそうだよね、ただのお手伝いである私だってインタビューを除いてもこんなに緊張してるのに、それを実際にプレーして勝敗を決める選手たちの緊張具合は測れたものじゃないはずだ。
それに今回はただの親善試合なんかじゃない。
ここの、ブルーロックの存続がかかった試合なんだ
緊張するなって言う方が無理に決まってる……
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ごりらに憧れてます - ちょっと控えめに言って神です。語彙力めちゃ高ですし……小説家なれると思います。応援してます！！最高でした〜 (1月19日 7時) (
レス) @page43 id: 930e13de40 (このIDを非表示/違反報告)
黎明(プロフ) - 話の構成が上手すぎて引き込まれました…！神作品を有難う御座います！ (10月10日 13時) (レス) @page22 id: 96c5df6fb7 (このIDを非表示/違反報告)
時雨、ときどき猫。 - 私、最後の「彼との幸せな〜」を呼んだ瞬間、大泣きしました。枕に顔うずめてたら親に笑われました（笑）本当に心が温かくなる話でした！これからも投稿頑張ってくださいね！ (6月5日 21時) (レス) @page49 id: 5c49e2991a (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - すっごい泣きまた！本当に素晴らしい作品をありがとうございます！ (5月21日 0時) (レス) @page49 id: e67944ae95 (このIDを非表示/違反報告)
ﾋﾗｺ - 素敵なお話をありがとうございました。ツナさんの暖かい気持ちに感動しました。生きることは決して楽しいこと、美しいことばかりではないけれども、それらはいつか糧となり実を結ぶのだと思います。私もいつか生きていて良かったと思える日が来るよう今を生きます。 (2023年4月2日 2時) (レス) @page49 id: 488b484064 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ツナ
| 作成日時：2023年1月28日 16時
