た ぬ き の 妹 は ぺ ン ギ ン 系 女 子

23話目!!現代に戻ります！！ ページ16

『…気がっ、っ、付いたら、佐伯は、…私の体を写真で撮っていて、……ｯ』




話そう。そう思っても声が出ない。泣きすぎというのもあるんだろうけど、話すのが怖いから声が出ないのもある。



──嫌われたらどうしよう──

──こんな汚れた人に誰が近寄る──




そんな考えが頭をグルグルして、俯いて泣いていたら、そらるさんと繋いでいた手がもっとぎゅっと大切なものを扱うかのように繋がれていて


そらるさんの顔を見てみると



そ「……(ﾎﾟﾝﾎﾟﾝｯ)」




優しい笑顔で、優しい手つきで、まるであやすかのように撫でてくれるそらるさん



そ「大丈夫。ゆっくりでいいよ？。話してみて離れていかないから…ね？」





そんなふうに言われたのは初めてで、皆、親族とかは同情。

兄ちゃんやなるせはそんなんじゃなかったけど


皆は、「可哀想に、」とか、話を聞いてくれなかった。


本当は誰かに話したくて、こんな自分を受け入れて欲しくて


そらるさんにその言葉を言われた瞬間、なにかが切れたようで




『っ、、裸体を撮られていて…付き合わなかったら全校、Twitterにばら撒く。そう脅され、…付き合いました。
それからは最悪の日々で、付き合ったことをよく思わない女子たちが毎日嫌がらせ。仲良かった子までもが裏切って虐めてきました。暴力なんて当たり前。1度、男を使って性的暴行までされました。もう、心が壊れて言って、辞めたい。死にたいが毎日の思いで、流石の異変に兄が気づいて、通報してくれました。捕まってると思ってたんだけどもう出てきたんでしょうね……。通報して逮捕はされましたがあの学校にいるのは辛いって、…私はなるせがいる長崎に戻り、…なるせが助けてくれたのもあってなんとか男子とはまともに喋れるまでには回復しました。』




そ「………」




『これが私と佐伯の出来事です………引きました？笑…そら引きますよねこんな汚れた──』



ま「よく耐えたね。Aちゃん」




そういって目を見て言ってくれるまふくん





『え？』

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