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第十六話 ページ18

「聞いてください!!俺は禰豆子を治すため剣士になったんです。禰豆子が鬼になったのは2年以上前の事です、その間禰豆子は人を喰ったりしてない」

尚も炭治郎は必死に訴える。

「話が地味にぐるぐる回ってるぞ、アホが。人を喰ってない事、これからも喰わない事。口先だけでなく、ド派手に証明してみせろ」

「あのぉ、でも、疑問があるんですけど…''お館様''が、このことを把握してないとは思えないです。勝手に処分しちゃっていいんでしょうか?いらっしゃるまで、とりあえず待った方が…」

甘露寺ちゃんの言葉に皆が黙る。

…待って、確か…この後の展開って…


「オイオイ、何だか面白い事になってるなァ。鬼を連れてたバカ隊員はそいつかィ。一体全体、どういうつもりだァ?」


風柱の不死川さんだ…。その手には禰豆子ちゃんが入っている箱がある。

「不死川さん、勝手な事をしないで下さい」

しのぶさんが少し怒った様子で言う。

「鬼が何だって? 坊主ゥ。鬼殺隊として人を守るために戦えるゥ?そんなことはナァ、ありえねぇんだよ馬鹿がァ」

不死川さんはそう言って、箱に剣を突き刺した。

『ーッ!!』

声を出しそうになったのを何とか耐える。まだ出て行っては駄目だ。

「俺の妹を傷つける奴は、柱だろうが何だろうが、許さない!!」

炭治郎は腕を縛られたまま不死川さんに突進して行き、その勢いで頭突きをお見舞した。

「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら柱なんて、やめてしまえ!!」

「てめェェ…ぶっ殺してやる!!」

一触即発…という時


「お館様の御成です!!」


その声が響いた。


「よく来たね。私の可愛い剣士たち」


屋敷の奥から現れたのはお館様だった。

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uru(プロフ) - 愛NAさん» ありがとうございます!自分ではまだまだと思っているのですが、そう言って下さり嬉しいです!!これからも頑張ります! (2020年8月18日 19時) (レス) id: 275269a074 (このIDを非表示/違反報告)
愛NA(プロフ) - 小説の書き方上手過ぎませんか…??ちょっとシリアスだったり面白かったり、何かもう色々と凄って思いました。陰ながら応援させて頂きますね…! (2020年8月18日 18時) (レス) id: d66500f3cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:憂流 | 作成日時:2020年8月2日 15時

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