【呪術廻戦】目が覚めると若返ってた

#7 ページ8

「ーってな訳で、Aは俺の彼女だから」

「はあ〜？」

次の日、私の許可なく声高らかに硝子達に宣言する五条。硝子と夏油は心底驚いた様に私達を見つめた。

『そんな驚く？』

「いや、五条がAの事を好きなのは分かってたけど」

「は？マジかよ。傑もか？」

「バレバレだったよ」

夏油が笑って言えば、うげっ、と顔を顰める五条。

「片やAは五条が好きだったなんて初耳だけど？」

『言ってないからね。ポーカーフェイスぅ〜』

うざ、と硝子に顔を顰められた。酷いな。

言ってない…というか言わなかったというか。最期まで言うつもりはなかった。

「まあいいや。とにかくAは俺のだからな、傑」

肩に手が回り、五条の方へ引き寄せられる。何だ何だ、積極的だな。

「なんで私に言うんだ」

「牽制」

『…五条』

何だ何だ。モテ過ぎるのも罪なものだな。

「心配しなくてもAは無いよ」

『おい夏油』

これじゃあとんだ自意識過剰では無いか。

これから毎日こうなのは、少し面倒だな。文句でも言おうとしたが、五条の横顔がとても嬉しそうだった為止めた。

…そんな、嬉しそうにニヤけちゃってさぁ…。


私までニヤけそうになる。中身は３０目前の癖に。

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