【呪術廻戦】目が覚めると若返ってた

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メイドの様な人が制止の声を上げれば、理子ちゃんは「黒井！！」と名を呼ぶ。

「お嬢様、その方達は味方です」

理子ちゃんは黒井さんを見ると、何に乗っているのかと尋ねる。

「これは前髪の方の術式です」

「その言い方やめてもらえます？」

『いいじゃん前髪、押して行こうぜ』

「Aは怒られたいのかい？」

ごめんなさい、怒られたくないのでそんな目で見ないで。

「同化でおセンチになってんだろうからどう気を遣うか考えてたのに」

「フンッ！！いかにも下賤な者の考えじゃ。いいか、天元様は妾で妾は天元様なのだ！！」

理子ちゃんが話しているが、２人は全く聞いていない。２人の話題は待ち受けについてだ。待ち受けを変えたという五条の画面を覗くと何故か隠し撮りされた私が写っていた。おい、いつの間に撮った。

「あの喋り方だと友達もいないじゃろ」

「快く送り出せるのじゃ」

『そうじゃそうじゃ』

「学校じゃ普通に喋ってるもん！！」

と、そこで学校という言葉に反応する理子ちゃん。今の時間は昼前、理子ちゃんは学校に行きたいとごね始めた。

わがままな子は、１度ごね始めたらどうしようもない。

さっさと高専に戻った方が安全だというのに。はあ！？と声を荒げる五条を見て、夜蛾先生は理子ちゃんの味方であると察した。いや、味方なのは天元様か。

「チッ、ゆとり極まれりだな」

「そう言うな悟。ああは言ってたが、同化後彼女は天元様として高専最下層で結界の基となる。友人、家族、大切な人達とは会えなくなるんだ。

好きにさせよう、それが私達の任務だ」

『………』

大切な人達と会えなくなる、か。

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