《両面宿儺》仕返しします

態度16 ページ16

五条side






五条｢A!!?｣






しまった、油断してた。

階段から降りるのも時間がかかるし面倒だ。



穴が空いた床に飛び込み、僕はAの所へと向かう。








ﾊﾟﾝ！ﾊﾟﾊﾟﾝ!!







発砲音が建物中に響く。

きっとこれはAの拳銃の音だ。









ﾄﾞﾝｯ!








五条｢ﾁｯ...いない｣







1階に着地した僕は辺りを見回すものの

Aの姿は見当たらない。



いつしか発砲音も鳴り止んでいた。




発砲音が鳴り止むということに

嫌な考えが脳に流れ込んできた。




もしかしたら...。






僕はひたすら走り、４つ目の角を曲がった。









.









.









五条｢ｯ...!!?｣









僕は後悔で頭を支配した。


あぁ、なんであの時Aを前に出してしまったのだろう。


僕がもっと警戒していれば...。






今目の前に広がるのは...。









.









.









真人｢...君は五条悟か｣







『ｯ...』









壁に首を絞められ抑え込まれた

血だらけのAの姿だ。




男は僕の姿を見るなり、小さく体を変形させ

姿を消した。




男が消えた瞬間、Aは地面へと倒れ込んだ。

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