唯一のマネージャー3【ハイキュー】

キツネが110匹 ページ10

侑「なんでや！なんで毎回俺が負けて角名が勝つんや！」


おかしいやろ！！と叫んでる侑に私は苦笑いをこぼした


UNOを始めたのはいいものの、席を変えて順番を変えたりしても侑は全部負けとった。やろ！って言い出したんは侑やねんけど、顔に全部出るから何色持ってへんとか色々わかってくる。途中でババ抜きもしたけどそっちの方が酷かった。


銀は頭使うのが苦手でとりあえず出せばいいやって思って手持ちのアイテムがどんどんなくなるから＋系の手持ちが増えるヤツが周りに回って銀に行ったりする。それは侑も同じでどっちがやられるかみたいな足の引っ張り合いをしてた。


倫太郎はあまりにも顔に出なさすぎてまっっじでなんもわからん。何色持ってんのかもわからんし、一生チベスナ顔やから偏りがあるかどうかも分からへん。ババ抜きではもはや無双しまくってた


治は治で侑と銀よりはなんだかんだ頭使うけど、たまに侑に煽られ何持ってるかバレたりしてもうてた。そのせいかうちと治は角名の次をとるか取らないかぐらいの順位で落ち着いてた


角「やりたいって言ったのは侑じゃん」


『いや、ほんまそれな』


侑「こんな負けるとは思ってへんかったもん！勝ったら負けたヤツから奢ってもらおうと思ってたんに、、」


治「最初に言うてへん時点で無理やろ。考えること最低やな」


銀「治、あんまりほんまのこというたらまた喧嘩なるで。連帯責任で北さんに怒られんの俺嫌やわ」


侑「銀のそのフォローになってへん言葉が1番傷ついた！」


『勝手に傷ついとけや。』


よいしょと立ち上がって入口の方へと向かっていく


銀「どこ行くん？」


『お花摘みに行ってくるわ。そのまんま風呂行ってくる。』


トイレ行ったらちょうどええ時間になるやろうし


侑「Aが、綺麗な言葉使っても一緒や！小便でええやんけ」


角「そうだとしても小便はない。普通にトイレでいいでしょ」


『待って。そうだとしてもって何？倫太郎の方が酷いこと言ってんの自覚ある？侑はシバきな。』


そういえば反抗の声でぎゃあぎゃあ喚いてる侑を放って部屋から出れば、3年が終わったことを伝えに来た北さんとすれ違った


北「やかましすぎや。ちょっと注意もしてくるわ」


そう言って部屋に入った北さんとうちが戻ってきたと思って騒いだ侑の悲鳴が聞こえた


『アホやな、あいつ』

キツネが111匹→←キツネが109匹

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す