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瑞稀side
先生「きっと寝不足ね」
あんまり会ったことがない、若い保健室の先生が
まだ眠っている彼女の布団を鎖骨あたりまでかける
先生「私、今から隣の高校に顔出しに行かないといけないから、佐藤さん起きたら帰っていいよって伝えておいてくれない?」
瑞稀「分かりました」
よろしく と、
控えめに空いていたドアは
ガラガラと先生の手によって閉められた
彼女が静かに寝ている隣で、俺は椅子に座る
ドキドキって、胸の鼓動が早くなる
…………なんてもんじゃない。
心臓がバクバクして
一周まわって、止まってしまいそうなぐらいだ
佐藤A、
大好きな人がこんなにも近くにいただなんて。
もちろん、もしAが学校にいたら……なんていう妄想はしたことある
だけど、まさか自分が本当にそんな状況にいたとは誰も思うはずがない
3年間、同じクラスだけど、
いつも前髪で隠れていたから
顔なんて見ていなかった
話したことだって、指で数えられるぐらい
お互いのことは苗字呼びだし
そもそも名前を呼び合った覚えさえない
まじかよ。。。
確かに同姓同名だと思っていたけど……。
突然のことに、まだ信じられない俺に見つめられる中、Aの目がゆっくり開いた
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みゆう - 初めまして!井上瑞稀君が好きで、友だちがオススメして下さりこのお話に出会えました!すごく面白くて何度も読み直してしまいました。瑞稀君の普段のSっけぶりからは考えられないようなお話で面白かったです。 (2019年2月3日 13時) (レス) id: a6136b1f0d (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - きゃるめらさん» 初めまして!ありがとうございます!!わざわざご報告頂き、ありがとうございます!その詳細についてはページを作らせて頂きましたので、ご覧頂けましたら幸いです。本当にありがとうございます! (2018年10月27日 23時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
きゃるめら - 初めまして!お話とっても面白いです!!そこでこのお話のパクりのような作品を見つけましたので一応作者様にご報告しておきます。 (2018年10月27日 10時) (レス) id: 5436e22df4 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - まいさん» ありがとうございます!そう言って頂けて本当に本当に嬉しいです!!ありがとうございます!まだまだ続くのでぜひ楽しんでください! (2018年10月18日 22時) (レス) id: c8152cd10b (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 更新お疲れ様です!このお話大好きで、読むたびに評価ボタンを押してしまいます…何回押しても押したりないです、!!これからも楽しみにしてます! (2018年10月17日 18時) (レス) id: 027aa7789a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんず | 作成日時:2018年9月24日 20時