桃色王子様の闘病生活

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さとみside




·



リハ最中





さ『ﾊｧｯﾊｧｯ……』





リハが進むにつれ、



息がしにくくなってきた




視界もぼやけて見える……



胸が苦しい………



·



それでも踊り続けていると···





〜♪ ﾋﾟﾀｯ




流れていた曲が止まった



·



な「ストップ」





なーくんがそう言い俺に近づいてきた




·



さ『どうしたんですか……？ﾊｧｯﾊｧｯｹﾎ…』




な「さとみくん、やっぱり体調悪いでしょ？」




さ『そんなことないですよ……ﾊｧｯ』




な「迷惑かけるとか思わなくていいから」




な「言って欲しいな」




莉「さとみくん……？」




さ『実は､､､､ﾌﾗｯ』





ﾊﾞﾀﾝｯ!!!





"実は体調悪い"




そう言おうとした途端




俺の体から力急に抜け、



地面に倒れてしまった




·



な「さとみくんｯ！」



ジ「さとちゃんｯ！」



こ「さとみくんｯ！」



莉「さとみくんｯ…………！」



る「さとみくんｯ…！」




さ『ﾊｧｯﾊｧｯﾊｧｯﾋｭｯ…ｹﾎｯｹﾎｯｹﾎｯｹﾎｯ…ﾋｭｯ…』





胸の痛みが強くなり



息が全然吸えなくなってきた





心臓がバクバクと


速く動いているのが自分でもわかる



·




な「きゅ………しゃ……呼んで………くだ………！」




こ「さと………く………！」




ジ「さとちゃ……………しっか………しぃ！」




る「さと……く……ね……だめ…………す！」




莉「さ………く……め………つむっ………め………！」






あれ………



みんな何言ってんだ……




聞こえない……………




·



勝手に瞼が落ちてくる






もう…………



無理…………



·




さ『ｶｸﾝ』




俺の意識は途切れてしまった






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