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よし、これで、
助けに行ける。
不死川さんを見ると、
2本指を切り落とされていた。
まずい。
あの悲鳴嶼さんでさえも、厳しそうだ。
あの人たちは、まだ生きていられる。
俺よりも戦える。
戦力になる。
死なせてはいけない。
すると、
再び黒死牟の危険な攻撃が始まった。
不死川さんが危ない!
不死川「っ!?時透!!」
不死川さんを自分の方へ引っ張る。
不死川さんへの攻撃から、なんとか免れた。
時透 「死なせない!!
貴方はまだ、両腕で刀を振れる…!!」
…体中が痛い。
だけど、ここでやらないと、
俺の腕も命も、
今懸命に戦ってくれてる、不死川さんたちの傷も無駄になる。
そんなの絶対に駄目。
でも、今の俺は、
さっきよりも弱い。
出来ることをするしかない。
…だから…。
内側に…
間合いの内側に入れ!
一瞬でもいい。ほんの一瞬でも、
上弦の壱の動きを止められたら。
ほんの少しでも、
攻撃の手を緩めることができたなら、
悲鳴嶼さん、不死川さんのどちらかがやつの首を斬ってくれる。
必ず!!
片腕も失い、
失血も重なり、
俺に残された時間は、もう殆ど無い。
まだ動ける内に、
役に立てるうちに、
………急げ!!
悲鳴嶼「…!?不死川!!」
不死川「!!」
俺は、地面を蹴った。
すると、あとの二人も続いて動き出した。
俺の意図を汲んで合わせてくれた。
奴は技を使った。
入れ入れ入れ入れ!!
抜けろ!!
間合いの内側に!!
くぐれ!!
攻撃の隙間をくぐれ!!
折り重なった攻撃の隙間!!
俺は、奴の胴を刀で貫いた。
それと同時に、足まで斬られた。
いいんだ俺は。
ほら、玄弥。
撃て!!
『俺が、上弦の壱の動きを止められたら、
俺もろとも撃っていいからね。
絶対に…躊躇するなよ。』
ドンッ!!
すると、
玄弥の血鬼術だろうか。
メキメキと木が現れ、俺と上弦の壱の身動きを封じる。
そのすきに、悲鳴嶼さんと不死川さんは攻撃を仕掛ける!
でも俺は…
一瞬で、
胴を真っ二つに斬られた。
嘘でしょ…。
体中から刃…!!
振り動作無しで
出した刃の数だけ攻撃を放った。
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