海賊世界からやって来た

第２３話 男 ページ23

『邪魔するぞ』

カ「どーぞ」


カカシの家についた

綺麗に整頓されている

部屋も綺麗だった

毎日掃除もしっかりやってるみたいだな……


カ「じゃあ、ご飯作るから適当にくつろいでて。ま、良いものなんて何も無いけど」

『へいへい』

カ「あのねぇ…？もう少し女性らしい言葉を使ったらどう？」

『あ？んだよそれ。私の勝手だろ？』

カ「顔は良いのに勿体ない」
『うるせー』


私はそう返事をし、歩き出す

さてと、私は探検でもするか


ある部屋に入ってみる


ガチャ


『……カカシの部屋か？』


まず目に付いたのは1枚の写真


『………ガキの頃の奴か？』



真ん中にいる女の子
きっとこいつがのはらリンだな


そして頭にゴーグルをつけている男の子
こいつは多分、うちはオビト


二人とも、死んだんだよな……

そして写真の少し上に目を向ける


カカシとオビトと言うやつの頭に手を置いている金髪の男性


『……っ！』


私が驚いた理由


『こいつ……！』


この男もしかして……


カ「なーにしてんの」

『！！』


後ろを咄嗟に振り向くとカカシが立っていた


『ビックリさせんなよカカシ……』

カ「居ないと思ったら俺の部屋に居たのか」

『悪い。飯出来たのか？』

カ「今丁度ね」


＿＿＿ ＿＿＿ ＿＿＿ ＿＿＿


『すっげぇー……お前に料理の才能が持ち合わせていたとは……』

カ「それちょっと貶してる？」

『まっさかぁー！食べようカカシ！』


私は手を合わせて、おかずである魚？を一口


『………』ﾓｸﾞﾓｸﾞ


うまっ！！

こいつ私より上手い……

恐るべしカカシ……


カ「じゃ、俺も食べるか……」

『っ！！』


食べる？

たべる？

タベル？？←


私は箸を止めてカカシをじぃっと見つめる
マスクをとる瞬間を伺っていた


『………っ』ｺﾞｸｯ
カ「………」


カカシがマスクに手をかけた


その時




ドサッ


『うおっ！』


カ「そんなに俺の素顔が見たい？」


………ばれた


今の体制は、私はカカシに押し倒されている



ん？押し倒され……



『』←←


詰んだ


だってカカシすげー怒ってるよ


多分……



カ「一つお前に忠告しておく」

そう言うと、口元を私の耳に近づける


カ「こんなにホイホイと男の家に上がっちゃうと……」

『ひっ………！』


耳元で囁かれる擽ったさと、男の色っぽい声色に私は思わず小さな悲鳴をあげる

カ「何されるかわかんないよ？」


" 俺も男だからね? "

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