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そのあとも、いろいろ罵声を浴び、罵られたけれど、
松村くんの「これ以上続けるなら警察呼びますよ」の一言に去っていった。
「松村くん。ありがとう。」
私は、開放された安心感から足の力が抜けてしまい、その場に座り込んでしまった。
目からは涙がボロボロ零れてしまう。
「もう大丈夫ですよ。怖かったですよね。」
「もう大丈夫、ありがとう。」
「Aさん、ぜんぜん大丈夫じゃないですよ。」
って、微笑んでくれるから少し辛さが和らいだけど、
ぜんぜん大丈夫じゃないことは自分が一番分かっていたし、情けなかった。
「だよね。松村くんにかっこ悪いところ見せちゃってごめんね。」
「俺は、もっと頼って欲しかったです。
手紙とかも届いてたんですね。今日知りました。
相談して欲しかったです。」
「松村くん、、、。」
「今日は帰りましょ。俺、送ります。」
「今日からもう大丈夫だよ。さすがにもう着いてこないと思うし。」
「俺、そんな無責任なことできませんし、
それに、まだ答え聞いてないし。」
「答え？」
「やっぱりなんでもないです。今、言うのはフェアじゃないんでやめておきます。帰りましょ！」
結局松村くんに送ってもらい、もう部屋の前。
「松村くん、簡単なものしか作れないけど、お礼させて。あとで焼肉ご馳走するから、今日は私の手料理で！」
「え！いいんですか？嬉しいです！焼肉はいらないんで、また次もAさんの料理が食べたいです！」
その一言で思い出した。さっき松村くんはさらりと、私のことを『好き』と言ってたんだ。
でも恥ずかしくて、「了解」とだけ言って部屋の扉を開けた。
座って待っててと言えば、少し小さくなってソファに座る松村くんが可愛らしく見えた。
「できたよー」
と、私が料理を並べれば、
「うわー、めっちゃ美味そう！」
柴犬が餌を前に尻尾をブンブン振る様子が頭に思い浮かんだけど、柴犬じゃなくて、松村くん。
しばらく食べすすめて、助けて貰ったからには、
ちゃんと今回の経緯を説明しようと思い、私は箸を置いた。
すると松村くんも箸を置いてくれて、目が合う。
それを合図に話し始めることにした。
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わん(プロフ) - 滴さん» 細かい所まで読んで頂きありがとうございます。 (2021年2月17日 21時) (
レス) id: 9bd4ec93f8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読みました。 沢山のいやほとんどの直しを言ってしまいすみませんでした｡｡｡ (2021年2月17日 13時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 黒×紅一点×貧血ページ50のここの部分 「ほっくん開けて。」なんてペットボトルを差し出し、珍しく甘えくる○○←名前 これてが抜けてませんか? 正しくは甘えてくるではないんでしょうか？ (2021年2月17日 13時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 黒×紅一点×貧血ページ49のここの部分 目いつぱいに涙を貯めて、ちょっと瞬きしたら零れてしまうほど。 これ正しくは目いっぱいに涙をではないんでしょうか？ (2021年2月17日 13時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - 物語読んでいて気が付いたのですが...。 黒×紅一点×貧血のここの部分 「おはよー」って、言ってくれるだけで様子がおかしいのは明らか。 これ正しくは言ってくるだけでではないんでしょうか？ (2021年2月17日 13時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピ | 作成日時：2021年1月17日 20時
