* ページ43
それに胡蝶さんが言っていたように、まーしいの脳が傷付いてしまったら、もう取り返しがつかない。
だから、むやみに記憶のことを話すことが出来ないのだ。
早く思い出して欲しい。
その気持ちは変わらない。
でも、今までよく分からない感覚と記憶に苦しんできたまーしいを、また苦しませる、もしくは傷つける事は絶対にしない。
そうセンラと話し合って決めた。俺だってその方が良かった。
でもそれでまーしいの記憶が早く戻ってくれる訳が無い。
まーしいのことを傷つけずに会話を交わす、もしくは思い出させるように言葉を巧みに操って喋ることなんて俺達に到底できることじゃない。
想いはちゃんとある。でも、それをそっくりそのまま相手に伝えることが出来ないから、だから俺達はここでいきずまっている。
それに伝えられたとしても、まーしいの事をきっと傷つけてしまう。
だから何も出来ないのだ。
まーしいが自力で思い出してくれることを待つしかない。
…でも。
まーしいが自力で思い出した時。
もし、自力で思い出したとしても、それでも、
その衝撃で脳が傷つく可能性だってあるんだ…
だから、こうしてずっとこのままの方がまーしいも安全でずっと一緒にいられて…
…いいやダメダメだめだめだめ!
そんな事で解決になるわけない!
今も確認のためにまーしいに言ったんだろ?
塵も積もれば山となる!何となくの努力でも、どうにかなる筈だから!きっと実る!
…その塵はただのゴミになるだけかもしれないけど。
まぁそんな事も有り得るかもしれないし、俺ら何もできなくなるかもしれないけど…何事もチャレンジだ!
「えぃえぃおー!」
「……坂田?」
「あっ……すまんすまん!」
俺が急に黙りこくって動かなくなり、それを不満に思ったまーしいが顔をしかめているのに気づく。
うん。今は今やるべき事を。
どっちも頑張ろう!
そう考えて俺がニマッと笑顔を見せると、やっとかよ。みたいな気持ちを表すかのようにため息をつき、俺にこんな事を言い放った。
「……お前、努力苦手なタイプやろ。または自分が努力したよ!って思い込むタイプ」
と。
「えっ…?」
そうド直球で言われた俺は顔をしかめて見せる。
そうするとまーしいは頷き、理由を言い始めた。
―――
大正コソコソ噂話!
坂田〜==_ーー→〇〇★『「』は@&**。?**:゚たたまなはらやなあとやろ、だから、!?
.
.
『やあ、初めまして』
61人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
um(プロフ) - そうですかありがとうございます! (2020年7月27日 22時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - umさん» 下のコメントの続きです。あと、私も文章能力があまり良くないので、描写などが上手く書けていない所も全然あります。そこでストーリーを勘違いさせてしまっていたらすみません!上手く言えていなくてすみません。わざわざコメントありがとうございました! (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - 違うアカウントから失礼します!(このアカウントはもう使えなくなってしまったので…中の人は同じです)ここの場合、柱合会議は歌い手様がストーリーに少し影響を与えている為、一部のキャラが協力的だったりしています。続きます。 (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
um(プロフ) - コメント失礼します!柱合会議の感じが違うと思うのですが………… (2020年7月27日 21時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん(プロフ) - 火白.さん» 遅くなってすみません、ちゃんとレス出来ていませんでした。このコメントの下のコメントが返信です。 (2020年4月13日 12時) (レス) id: 51416204c7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:筆ペン屋さん | 作成日時:2020年3月28日 1時