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「嗚呼…たとえお館様の願いであっても、私は承知しかねる…」
「俺も派手に反対する。鬼を連れた鬼殺隊員など認められない」
「私は全てお館様の望むまま従います!」
「僕はどちらでも…すぐに忘れるので…」
「信用しない信用しない、そもそも鬼は大嫌いだ」
「鬼を滅殺してこその鬼殺隊。竈門.冨岡.坂田の処罰を願います」
お館様が認めてくれたのは嬉しかったけど、やっぱり柱の人達は一筋縄では行かない。俺達の事をみとめてくれないのだろうか。
「では、手紙を」
俺がそう思って悩んでいると、お館様は隣にいた女の子に話しかけた。女の子は返事をして、置いていた手紙を拾い上げ、喋り始めた。
「こちらの手紙は、元柱である鱗滝左近次様から頂いたものです。
“――炭治郎は鬼の妹と共にあることをどうかお許しください”」
それから女の子は、手紙の内容を読み始めた。鱗滝さんからの手紙には禰豆子ちゃんの事、俺達の事、そして、
禰豆子ちゃんに鱗滝さんと冨岡さんの命をかけるって言うことが書かれていた。
俺は冨岡さんの方を見る。冨岡さんは相変わらずお館様の方を見つめていて、こちらを見向きもしなかった。冨岡さんは、鱗滝さんが育手だったんだろうか。
…どうして、禰豆子ちゃんに命をかけてくれるんだろうか。
「…切腹するから何だと言うのか。死にたいなら勝手に死に腐れよ、人を喰い殺せば取り返しがつかない。なんの保証にもなりはしません」
「確かにそうだね。
人を襲わないという保証ができない、証明ができない。ただ、
人を襲うということもまた証明ができない」
不死川さんが息を飲む。
そうだ、禰豆子ちゃんは俺の事を初めて見た時も襲ってこなかった。ちゃんとした証拠がある。
「禰豆子が二年以上もの間人を喰わずにいるという事実があり、禰豆子のために三人の者の命が懸けられている。
これを否定するためには、否定する側もそれ以上のものを差し出さなければならない」
柱の皆が言葉を濁す。
そうだそうだそうだ!!お館様かっこいー!!
(ふざけたかったのかな)
「それに“炭治郎は鬼舞辻と遭遇”している」
…へ?
「まじで?!まじで炭治郎会ったの!?」
俺は驚いて声を出す。前に鱗滝さんに聞いた鬼のトップみたいな人だ。
柱達もそれに驚き、炭治郎を揺すって問いただす。
ぎゃあぎゃあとうるさくなったその場を静かにさせたのはまたお館様だった。
―――
早く、早くあの人を出したいぃぃ
(急に入ってくる作者)
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um(プロフ) - そうですかありがとうございます! (2020年7月27日 22時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - umさん» 下のコメントの続きです。あと、私も文章能力があまり良くないので、描写などが上手く書けていない所も全然あります。そこでストーリーを勘違いさせてしまっていたらすみません!上手く言えていなくてすみません。わざわざコメントありがとうございました! (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん 極細(プロフ) - 違うアカウントから失礼します!(このアカウントはもう使えなくなってしまったので…中の人は同じです)ここの場合、柱合会議は歌い手様がストーリーに少し影響を与えている為、一部のキャラが協力的だったりしています。続きます。 (2020年7月27日 22時) (レス) id: d5543b7af3 (このIDを非表示/違反報告)
um(プロフ) - コメント失礼します!柱合会議の感じが違うと思うのですが………… (2020年7月27日 21時) (レス) id: 00ce3b9bd5 (このIDを非表示/違反報告)
筆ペン屋さん(プロフ) - 火白.さん» 遅くなってすみません、ちゃんとレス出来ていませんでした。このコメントの下のコメントが返信です。 (2020年4月13日 12時) (レス) id: 51416204c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:筆ペン屋さん | 作成日時:2020年3月28日 1時