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N side
もっとアンバランスな3人の様子を眺めていたいけど、僕だってAにお礼を言いたいし、色んな知識を教えて欲しい
本当に惜しいけど意を決して見守っていた位置から一歩を踏み出す
「A……えっ、」
名前を呼び掛けて寄ろうとしたのに、それを阻むようにピケットとドゥーガルが僕とAの間に立って彼女を隠す
まるでAを守ってるみたいだ
ママは僕なんだけどなぁ…これじゃ逆転してるみたい
なんか、複雑というか……変な気分
「違うよ、僕は何もしない」
そう言ってみるものの、何だかAを守る2人の目付きが鋭くなった
ドゥーガルのこんな表情見た事ない
「本当だって。本当に、絶対に何もしない。絶対。僕はただお礼を言いたいんだ」
そう言うと、なら良いよ。とでも言うみたいに避けてくれた
そんな2人を撫でてからAの前に回り込み、しゃがんで極力目線を合わせるようにする
「みんなのご飯、やってくれてありがとうね。お陰で助かったよ」
『…勝手にやってしまいましたけど、良かったんですか？』
「うん、大丈夫だよ。分量とか分かった？健康チェックとかも」
『まぁ、みんな教えてくれますし嘘も分かりますし……異常もありませんでした』
「そっか、ありがとう。隣、座っても良い？」
『…お好きなように』
さっきまで砕けてたんだけど、やっぱり僕みたいな人間相手じゃまだ気を許してくれないか
それでも拒まないのは彼女の優しさなのかな
「さっき3人で何話してたんだい？」
『3人…？3匹じゃなくて？』
「あ、そっか。僕にとってみんなは家族同然の存在だから、つい…」
『そう、でしたか』
これを人前でよくやっちゃうから勘違いされやすいんだよなぁ
かと言って話すの苦手だから否定しづらいし…
最近は動物達としか触れ合ってないから感覚忘れてた
「で、何話してたの？」
『…なんか、凄く説教されました』
「誰から？」
『ピケットから昨日の事で…
ドゥーガルも心配したと言われたんですけどそれ以上は見てるだけで、ただひたすらピケットに言われました』
「ふふ、ピケットがか」
どうやら僕の予想は当たっててらしい
そう考えるとさっきの光景はやっぱりシュールで面白い
「それから？」
『ピケットが、独りが寂しいなら僕らの所に来い。とか言い出して、ドゥーガルも乗ってきたんですけど、サイズ的に…』
「ははっ、確かにね」
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時々雨(プロフ) - コメント失礼します。まだペルセルトちゃんの笑顔が見れてないので、いつか見れるといいなと思いました！とても気になるお話で、続きを楽しみにお待ちしてますね！ (2020年11月20日 22時) (
レス) id: 5e6f4aeb76 (このIDを非表示/違反報告)
Haruka Abe(プロフ) - すごく面白いです！ (2019年10月16日 1時) (レス) id: a5df0a293e (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - 面白いです。文に奇想転結があって頑張ってください (2019年9月4日 3時) (レス) id: 24833da0d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち | 作成日時：2019年7月15日 18時
