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声を荒げても解放しようとしない先生に、男子が胸倉を掴んだ

でもそれは虚しく、先生に投げられる


そして先生は

声を出して笑った





「活気があっていいねぇ!
こんなに必死になって授業に取り組んだこと無かったんじゃないのか?

ほらぁ!もっと来い、ほら!!」





先生は挑発して生徒を煽る

それに乗って石倉くんが向かうが蹴りを入れられて、机まで吹っ飛ばされた


女子は叫んで怖がり

男子は総力戦だと言って、束になって先生に向かって行き、捕らえた


先生は床に押し付けられていたけど、

それでも余裕そうに笑っている





「あー、いてててて…

痛い、いーたーい」





先生が腕時計に手をやるのが分かった

でも動けない



__ドォォォォン!!





『っ、…』





その大きな音に思わず肩がビクッと跳ねた


後ろの窓際の天井が爆発して落ちたみたいだ


隣に居たからか、少しだけ破片が当たった

…痣になる程度で済んだら良いんだけどな


辺りを見てみればみんな床に伏せて、驚いたように爆発した天井を見ている


そこで先生は生徒の束から抜け出し、立ち上がって腕時計を見せる





「お前ら、これがあるってことを忘れるな」



「汚ねぇぞ」



「集団で襲ってきておきながらよく言うよ。

あー、痛った…」





いや、先生

あんなに押さえ付けられて、そんな軽い痛いじゃ済まないと思うんです。





「さて、どうしよっか」




まるで次どこ行く?みたいな明るいテンションで問いかける

それに唸るように声に出したのは石倉くんだった





「…そんなに殺してぇならよ、茅野を殺れよ!
だってそうだろ?答えを外したのは、こいつなんだから!!

なぁ茅野、お前が死ねよ…」





あ、違う

駄目だよ、そんなことしちゃ

でも私なんかが反論して良いのか?


声に出そうと口を開くも、言って良いものなのか分からず閉じてしまう

それを何度か繰り返すけど声は一向に出ない





「なんだ渡瀬、何か言いた気だなぁ。

どうした、言ってみろ」






先生にそう言われて顔を上げれば、先生はじっと私を見ていた

周りの人からも視線が集まる


指示されたんだから、言わなきゃ









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(プロフ) - ごめんなさい、不謹慎だけど主人公冷静にツッコミしすぎて笑ってしまった笑 (2022年4月12日 0時) (レス) @page32 id: 4806b1b4dd (このIDを非表示/違反報告)
りん - 苗字で呼ばれるなら変換できるようにしてほしい!自分渡瀬じゃないんで! (2019年3月31日 4時) (レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちもち | 作成日時:2019年3月17日 23時

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