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あれから翔太とは元の幼馴染に戻った。
登下校だって一緒にするし、朝ご飯だってうちで食べてる。
時々朝は翔太が起こしに来るし、二人で出かけることだってある。
あれから時間が立っても、私はまだ変わらず翔太のことが好きだった。
翔太と家に向かって部屋の前につく。
『じゃあまた明日〜』
鍵穴に鍵を指して開けると部屋に入ろうとしない翔太が視界に入る。
『どうしたの？入んないの？』
何か言おうとして辞めて、それを目の前で繰り返される。
挙げ句の果てには「やっぱいいや」なんて部屋に入っていった。
意味がわからないし気になるし、その日はまたベランダに出てみたんだ。
ガラガラっと扉を開けて外に出れば、今日は翔太から声をかけられる。
「A？」
『なーに？』
本当に今日の翔太はどうしたのか。
様子がおかしくて何かを隠しているのがバレバレなのだ。
「いや、あのさ〜…あ、ふっかがさ…」
それからいつもみたいにお互いの最近のことなんかを話した。
毎日、登校と下校で散々話し込んでるのに時間が足りないんだもん
今日もそろそろ寝よう、なんて頃
「やっぱ言う。うん。言うわ！」
そんな声が聞こえてきて、なに？結局言うのね？と笑みが溢れる。
「俺、彼女できた。」
上がった広角はゆっくりと下がって、隣からは「おーい、A？」と聞こえる
何度目かの翔太からの彼女の報告
聞きたくなかった。
報告しなくていいよ
『おめでとう、じゃあ、あれか〜。うん。』
「うん、明日から。ごめんな。」
翔太は彼女ができたら一緒に登下校をやめる。
こうやって夜話すのも、家の行き来も。
どんなことよりも辛い。
翔太との繋がりが無くなるのが一番辛いのに
『いいよいいよ、お幸せにー』
茶化すように笑いながらそう伝えるけど、もう涙が薄い膜を作っていてこれ以上は限界らしい。
『じゃあね！おやすみ。』
翔太の返事を聞かずに、いつものようにギリギリまで話さずに足早に部屋に入った。
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名無しちゃん(プロフ) - だくん。さん» ありがとうございます(><)頑張ります！！ (2020年1月23日 17時) (
レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
だくん。(プロフ) - 作者様の考え方やお話大好きです。更新頑張ってください！ (2020年1月22日 23時) (レス) id: 169a6b186d (このIDを非表示/違反報告)
名無しちゃん(プロフ) - ぴ。さん» 私なんかの作品で泣いて頂けるなんて(><)有難うございます、更新頑張ります(_ _*)) (2020年1月11日 1時) (レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ。(プロフ) - 思わず涙してしまいました、、、更新待ってます(><) (2020年1月11日 0時) (レス) id: 29f94e2bfb (このIDを非表示/違反報告)
名無しちゃん(プロフ) - あめりさん» 有難うございます(><)まだまだ未熟ですが、更新頑張ります！ (2020年1月7日 0時) (レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しちゃん | 作成日時：2020年1月4日 1時
