30 ページ30
.
玲「A！！おはよう！！」
朝からいつも以上にテンションの高い玲奈が私を見つけた途端に走ってきた。
『おはよう、なになに、なんかあったの〜？』
何かあったのかと聞けば「わかる？！」と目を輝かせて乙女な顔をするから、絶対に康二関係なんだろうと察した。
『さては康二だな〜？』
玲奈は康二と同じクラスになった時からずっと康二が好きで、中学から康二と仲のいい私が恋のキューピットしてるわけだけども、二人ともまあ鈍感。
両思いなのにお互いに気づいてないの。
だけど私が言うのも違うし、見守ってるってわけ。
玲「そう！一緒にどっか行こうってなって、ちょうど遊園地のチケットがあるからって！」
『へ〜！！よかったじゃん！』
ねぇどうしよう！と興奮気味に私の肩をバシバシと叩いて嬉しそうな玲奈に乙女だなぁ〜と感心する。
教室に玲奈と入れば次は康二が飛んできた。
康「あ、玲奈おはよ！！ちょっとA借りてくな？！」
『え、ちょ、なに』
次は康二にぐるりと回転させられ、背中を押されて人が通らない廊下まで連れて行かれる。
『なになに今度は、、』
康「なあ、AなんでLINE返さへんの！！ちゃんと見た？」
『あーごめん。バイト疲れて寝てたわ。』
「もーそんなとこやと思ったわ！」と足をバタバタして「とりあえずやばいねん！きいてや！」とうるさい康二
二人してテンション高い、そりゃそうか〜。なんて二人のことなのに自分のことように嬉しくてニヤける。
康「あ、まって？玲奈から聞いた？」
『え？何を？』
康「いやだから遊園地！4枚あるからAと翔太くんも誘おうってなってん！」
康二が意味のわからないことを言うから思わず『は？』と低い声が出て顔を顰めた。
康「こわっ、どうしたんそんな低い声出して」
『そりゃ出すでしょ！！今どんな状況かわかってんの？！』
玲奈も玲奈だよ…
全部玲奈に相談していて、すべての事情を知っている玲奈ですらもその提案に乗ったなんて…
とりあえず無理だと断るしかないと康二に向き直って告げようとすれば、康二はまたわけのわからないことを言い出した。
康「翔太くんにはもう許可とったから！後はAだけや！！」
玲奈と康二、許すまじ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1675人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無しちゃん(プロフ) - だくん。さん» ありがとうございます(><)頑張ります！！ (2020年1月23日 17時) (
レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
だくん。(プロフ) - 作者様の考え方やお話大好きです。更新頑張ってください！ (2020年1月22日 23時) (レス) id: 169a6b186d (このIDを非表示/違反報告)
名無しちゃん(プロフ) - ぴ。さん» 私なんかの作品で泣いて頂けるなんて(><)有難うございます、更新頑張ります(_ _*)) (2020年1月11日 1時) (レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ。(プロフ) - 思わず涙してしまいました、、、更新待ってます(><) (2020年1月11日 0時) (レス) id: 29f94e2bfb (このIDを非表示/違反報告)
名無しちゃん(プロフ) - あめりさん» 有難うございます(><)まだまだ未熟ですが、更新頑張ります！ (2020年1月7日 0時) (レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：名無しちゃん | 作成日時：2020年1月4日 1時
